お赤飯やあんこを炊くときなどに、小豆とささげの2つがよく似ているけどどう違うの?
なんてお悩みではないですか。
そこで今回はあずきとささげの違いと使い分けについてご紹介。
これを読めば疑問を解消できますよ。
あずきとささげの違いとは?
小豆とささげって本当によく似ていますよね。
私の場合は赤飯をつくろうとレシピを見たら材料のところに「ささげ」とあって、「ささげって何?」と思ったのがささげを知るきっかけでした。
それまでは赤飯は小豆で作るとばっかり思っていて、ささげの存在を知りませんでした。
ささげは小豆の別の呼び方!?なんて思ったのですが、異なる品種です。
見た目の違い
小豆とささげが両方家にあったので写真で比べてみました。
左側の粒がささげで右側が小豆です。
ちょっと違いが分かりにくいと思うのですが、以下のような違いがあります。
- ささげより小豆の方が四角に近い形をしている
- 白い「へそ」部分が白一色なのがあずきで、ささげは黒い縁取りがある
また、そのためか小豆の方がぷっくりして見えることが多い気がします。
こちらも左側の方がささげで右側が小豆です。
両方ともマメ科のササゲ属に分類される品種になっています。
小豆とささげの値段に違いはある?
さて、アズキとササゲそれそれが売っているかスーパーで探したのですが、小さなお店だとあずきしか売っていないことが多いようです。
私の周りでは百貨店の食料品売り場でしかササゲは見ることができなかったです。
あとは乾物屋さんや豆類専門店で探してみるといいと思います。
国産の他に中国産のものもあるので、国産がいい方はパッケージの表示をチェックです。
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そして、ささげの方が売っていることが少ないからか、お値段が高かったです。
50gで500円しました。結構いいお値段ですよね。
その点、あずきは比較的小さなスーパーにも売っていて、国産のものでも200g300円台くらいから買えました。
ささげは内容量も少ないことが多いようですね。
3合の赤飯を炊くのにささげは60g必要なレシピだったのですが、50gを2袋買うのももったいなかったので50g1袋で赤飯を作りました。
小豆とささげ お赤飯に入れるのはどっち?
小豆とささげ豆なら、赤飯に入れるのはささげの方が一般的です。
理由は炊いたときに皮がつぶれたり割れたりせずにきれいな見た目に仕上がるからです。
また、あずきは皮が裂けやすく、胴から割けるという点が切腹を連想しやすくお祝いごとの赤飯には使用しない、という考えのところもあります。
また、ささげの語源としては「神様に捧げるもの」という言葉から来ている、という説があります。
そのため、お祝い事には小豆よりもささげの方を使う、としていることもあります。
ただ、地域によりどちらを使うかは結構まちまちだったりします。
ざっくり言うと
西日本は小豆で赤飯を作る
ところが多いようです。
どちらで作っても間違いではないですし、この2つの違いを知らない方も多いです。
念のため実家などにどちらで作っているのか確認して、わからないということであればどちらでも手に入りやすい方で作っても大丈夫かと思います。
ちなみに私はささげと小豆の両方で赤飯を作ったことがありますが、小豆の方が豆がつぶれて散々な見た目になった、ということはありません。
言われてみれば確かにササゲで作ったときの方が豆一粒一粒が締まっていてしっかりした食感だったな、小豆のときの方がほくほくした仕上がりだったな、というくらいでした。
あずきの方で炊いても、炊きすぎに気を付ければ粒が潰れて汚い見た目になる、という心配はほとんどないと思います。
ですので、あずきしか売っていなかったけれど赤飯を作っても大丈夫?と思っている方は、あまり心配しないでくださいね。
ただ、あずきはお赤飯よりもあんこに使われることが多いです。
あんこは最後につぶすことが多いので、皮が裂けやすいあずきで作る方が合理的なんですね。
また、世間一般的に見ると赤飯を食べることよりあんこを食べることのほうが多いので、あずきの流通量の方が多いのかな、なんて思っています。
あずきとささげの違いとは?まとめ
いかがだったでしょうか。
似ているようで違う、小豆とささげの違いについてご紹介してきました。
七五三のお祝い返しの場合の赤飯についてはこちらの記事もぜひ見てみてくださいね。
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