子供に浴衣を着せるときって前板(帯板)は必要なの?と疑問に思われていませんか。
そこで今回はゆかたでの前板の役割と、使いたいのにお持ちでない場合の代用方法についてご紹介します。
子供の浴衣に前板は必要?
子供のゆかた姿、かわいいですよね。
ぜひ夏に1回でも多く着せてあげたい、と思います。
ところで子供のゆかたはとにかく簡単に楽に着られるイメージですが、前板は必要なのでしょうか。
答えとしては「あってもなくてもいい」です。
そんな曖昧な~、と言われてしまうような回答ですが、これは子供の浴衣姿をどのように見せたいか、によって変わってくるからなのです。
それについて、次からご説明します。
ただ、私の周りでは子供さんに前板を入れて浴衣を着せているという話はあまり聞きません。
また、私が小さいときに親に着せてもらったときも特に前板を入れてもらわなかったように記憶しています。
浴衣での前板の役割とは?
ゆかたにおける前板の役割とは
「きりっとした浴衣姿に見せる」
前板は文字通り平面の板のようなものなので、それを帯の間に挟んでパリッと見せる効果があります。
正面から見たときに、帯の部分が一番目立つので帯がきれいに決まっていると素敵な和装姿、という印象をアップさせることができます。
また、子供の帯といえば兵児帯が一般的ですが兵児帯はふわふわの素材であることも多く、子供が動き回ると帯幅が縮んできてウエスト部分で細い紐のようになってしまいがちです。
帯が細く縮こまってしまうと貧相な浴衣姿に見えやすいので、それを防止するためにつける、という意味もあります。
ただ、そもそも兵児帯はしわがある素材なのだから帯板を巻いて皺をとる必要はないのでは?という考え方ももちろんあります。
また、元気な子供が普段着慣れない浴衣を着るのだから、少しでも涼しく身軽に着せたい、ということで前板を使わないことも往々にしてあります。
そのため、帯板を使わずに着せなくても全くOKなのです。
もし使われる場合は、↓このようなメッシュタイプのものにすると少しでも涼しくなると思います。
子供用サイズもちゃんとありますよ。
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また、前板にも柄がついているものもあります。
最近のおしゃれな兵児帯の中には透けた素材のものもあるので、その場合は前板が透けないように柄がないものやメッシュのものを選ぶことがポイントです。
浴衣で前板を代用する方法
そこで、こどもの浴衣にも前板を入れてあげたいけれど持っていない!という方は、簡単にボール紙などで手作りすることをおすすめします。
作り方はとても簡単で、ボール紙、お菓子の箱の紙など比較的しっかりした紙を10センチ×25センチくらいに切り取るだけです。
体にあたりにくいよう、長方形の角は丸くなるようにしてあげてくださいね。
この手作りの前板だと夏の暑い日は汗で1回でふにゃふにゃになってしまうかもしれませんが、それでも1回使えればOKかな、と思います。
子供の浴衣の前板はなくてもOKですが、あればやはり着崩れ感が出にくくなりますし、見栄えがよくなります。
もっときれいにゆかたを着せたい、と思っている方にはおすすめです。
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子供の浴衣に前板は必要?まとめ
いかがだったでしょうか。
子供の浴衣で帯板は必要か、と使う時の代用の方法についてご紹介してきました。
楽しい浴衣でのお出かけとなりますように。
こちらの記事では前板以外にも子供の浴衣の着付けで最低限必要なものについて書いていますので合わせてご覧ください。
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