お宮参りに行きたいけれど当日の流れはどういう風にすればいいの?とお悩みではありませんか。
そこで今回はお宮参りの1日の流れを詳しくご紹介。
1日でかかる費用や事前にすべき準備リストもありこれを読めば抜け漏れなく準備ができますよ。
目次
お宮参りの流れをチェックする前に
お宮参りの1日の流れをチェックする前にまず抑えたいのがいつどこで誰と行うといった基本的なポイントです。
簡単におさらいしておきますね。
お宮参りはいつ行う?
お宮参りを行うのは青子男の子の場合は31日女の子の場合は32日で行うのが正式な日程です。
ただし忙しい現代では、この通りの日程でできる方の方がむしろ少ないと思います。
参加者の仕事の都合や赤ちゃんの体調お母さんの回復具合なども考慮しだいたい生後1ヶ月から3ヶ月ぐらいまでの間に行う方が多いようです。
混雑しないための日程の選び方
お宮参りが混雑するのは七五三の時期、秋の土日祝日です。
さらに大安などの好条件が重なれば人気の神社ではかなりの混雑になることが予想されます。
お宮参りのご祈祷自体は複数組を一度に行ってもらえることが普通であるため、順番待ちの行列で何時間も待たなければいけないというようなことは通常ありません。
ただゆったりとした中で行いたいと言うのであれば平日がおすすめです。
一番混雑が心配されるのは、私の経験上スタジオでの写真撮影かと思います。
七五三の人気シーズンは30分単位でスタジオの予約びっしり埋まっていて、予約が取れないなんてこともあります。
どこの神社で行う?
お宮参りを行う神社は原則地元の氏神様となっています。
最近はその原則にとらわれず有名な神社や、お宮参りに力を入れている神社を選ぶ方も多いです。
一番無難なのは赤ちゃんの父方の祖父母に確認することです。
赤ちゃんは父方の家の姓を名乗るから、ということで父方の家での習わしを参考にしたうえでパパママで決定するのがおすすめです。
お宮参りは誰が参加するもの?
お宮参りには赤ちゃんとその両親、そして両家の祖父母が参加するパターンが一番多いです。
これは現代での話であって、一昔前は赤ちゃんのママは参加しないことが普通だったんですよ。
意外ですが、その理由や昔からの考え方についてはこちらの記事をご覧ください。
CHECK!>>お宮参りの参加者は両家の祖父母が必須?食事会費用の支払いをすべきなのは?現代では「絶対こうであらねばならない」というものはなくなってきていますが、できれば3家族でにぎやかにお祝いした方が思い出になって祖父母にも喜ばれますよ。
お宮参りの流れ
それでは気になるお宮参りの流れについてご紹介します。
あくまで一例ですがこのような流れになることが一般的です。
祈祷
午前中に神社で祈祷してもらいます。
神社で待ち合わせ
神社の駐車場など所定の位置で待ち合わせをし、3家族が集まります。
天気が良ければこの時点で赤ちゃんに祝い着を着せてあげるといいですね。
ご祈祷の受付
祈祷の受付を行います。
この時初穂料として祈祷してもらうためのお金を納めます。
祈祷をしていただく際に必要な名前や住所生年月日等もこの時に台紙に記入するなどして受付されることが多いです。
受付の際に祈祷の時間を言われることが多いです。
所定の時間になるまでは待合室で待ちます。
この時に赤ちゃんに祝い着を着せてあげてもいいですね。
御祈祷
初宮参りのご祈祷は20分ぐらいと短めで終わることが多いと思います。
赤ちゃん1人1人の名前や生年月日を読み上げ、健やかな成長を祈ってもらえます。
祈祷の後に雅楽の演奏や舞の奉納があることもあります。
お下がりを受ける
祈祷が終われば神主さんからのお話があり、最後にお下がりを頂ける事も多いです。
おさがりには赤ちゃんの手形足型を記念に残す色紙や、お食い初めで使える歯固めの石が入っていることもありますよ。
境内で記念撮影
境内で赤ちゃんを囲んで手持ちのカメラで写真撮影をすれば記念になります。
写真撮影
写真館で撮影を行います。
あらかじめどのようなショットでとるかを決めておくといいですよ。
一般的なのは以下の3つから2~3つのパターンを撮る方法です。
- 赤ちゃん一人
- 赤ちゃんとパパママ(+兄弟)
- 3家族の集合写真
食事会
食事会の場所まで移動します。
食事会は料亭やホテル、パパママの自宅で行うことが多いです。
挨拶
挨拶はお宮参りの会の主宰者である赤ちゃんのパパが行うのが無難です。
挨拶と言っても堅苦しく考える必要はなく、子供が無事産まれてきてくれたことや本日滞りなくお参りできたことに対する感謝や参加へのお礼を述べるといいですね。
食事
ママにとっては久しぶりの外食であることも多く嬉しい食事だと思います。
赤ちゃんが泣き出すとなかなか食べられませんが、順番に皆で赤ちゃんをあやし、ママも食べられる時間を作るといいですね。
内祝い・手土産を渡す
最後に出産祝いの内祝いや手土産を両家の祖父母に渡してお開きです。
必要な事前準備
事前準備としては以下のようなものがあります。
日程調整
まずは日程を調整しないことには始まりません。
パパママが候補日を出し、おじいちゃんおばあちゃんなど参加者の日程を調整します。
真夏や真冬は生後間もない赤ちゃんもお出かけが大変なので、その時期は避けるといいですよ。
また、生後100日頃に行ってお食い初めも一緒にするのもありです。
神社の予約
神社にもよりますが、お宮参りの祈祷は予約が不要なことが多いです。
当日朝からの受付順となり、30分ごとに随時行なっている、なんてところも多いですよ。
ただし気をつけたいのがそもそもお宮参りを受け付けていないところや、結婚式などの行事なのと重なると行なってもらえないところもあるので事前にホームページなどを見て確認してくださいね。
記念撮影の予約
一番予約が困難なのが記念撮影の予約かもしれません。
人気七五三のシーズンでは、土日ともなるとびっしりと予約が入り、1ヶ月先まで予約が取れないなんてことは普通です。
午前中が人気なので、どうしても予約が取れない場合は午後からの撮影も OK にするなどすると選べる日が増えます。
食事会・仕出しの予約
食事会や仕出しの予約も、早く行うに越したことはありません。
特に3家族が集まる場合が7人ほど集まることになるため、予約が取りづらくなります。
また個室などをお願いする場合も早いもの勝ちとなることが多いです。
メニューやコースなどが決まっていない場合でも、まず電話して日を押さえておけば、安心ですよ。
赤ちゃんの衣装の準備
赤ちゃんの衣装の準備が一番大変です。
と言ってもそんなに難しく考える必要はありません。
最近ではベビードレス(退院時に着た白いドレス)を着る赤ちゃんが多く、肌着の上にベビードレスを重ねます。
赤ちゃんを横抱っこした状態で、さらにその上に祝い着という着物をかけます。
祝い着は実家で作ってくれる(昔はママの方の実家で用意する、というのが一般的でした)という場合もありますが、最近はレンタルを利用する方が多いです。
また祝い着は写真館で撮影時に無料で貸してくれることもあるため、祈祷を受けている間はベビードレスのみにして、写真撮影の時だけ祝い着をつけるというパターンもあります。
写真館を予約する場合は祝い着を貸してもらえるかどうかを聞いてみるといいですね。
写真館によっては、先に写真スタジオで撮影後、翌日まで祝い着を貸してもらえるのでそのままお宮参りに行けるというプランもあります。
大人の服装の準備
パパママ
パパはスーツが基本です。
スーツはフォーマルスーツでもビジネススーツでもどちらでも大丈夫です。
ネクタイの色はママの服などとの統一感も意識して選ぶといいですよ。
ママは着物なら色無地や訪問着など、程よく格があるものが着やすいかと思います。
ただ、お宮参りに行くと数時間はお出かけすることになるため、母乳が染みてくるのが心配、と着物が好きな方でも洋装で行く方は多いです。
洋装ならスーツやワンピースなどになります。
赤ちゃんの兄姉
子供用のフォーマルな着こなしがおすすめです。
男の子ならスーツまたはシャツにズボン、女の子ならよそ行き用のワンピースなど。
でも特に浮かなかったです。
神社で他の家族も見ましたが、子供はトレーナーなどラフな格好の子も結構見ましたので神経質になる必要はないと思います。
祖父母
おじいちゃんもパパ同様スーツがおすすめです。
おばあちゃんもジャケットありのコーディネートであれば、カジュアルになりすぎることもなく安心です。
持ち物準備
お宮参りの時はまだ赤ちゃんが生後1カ月から数ヶ月ぐらいであることが多く持ち物は多くなりがちです。
ぜひママだけではなくパパやおばあちゃんおじいちゃんも協力して守ってあげてくださいね。
当日の持ち物
当日に必要な持ち物は以下の通りです。
おっぱいではなくミルクを飲む場合は荷物が増えがちですが、赤ちゃんが吐き戻したりすることに備えて着替えやおむつなどを多めに持っていると安心です。
お宮参り当日に注意すべきことは?
赤ちゃん・お母さんに配慮する
何よりも、まだ生後間もない赤ちゃんと昼夜問わずお世話で大変なママに配慮するのが大切です。
赤ちゃんはちょっとしたことでも泣いてしまいますし、生後数ヶ月では授乳間隔が3時間も開かないことも多いです。
お腹が空いていないか、おむつが濡れていないかなどいつも気にしてあげてください。
気温の高い低いにも影響を受けるので、暑い時期、寒い時期は特に注意してあげてくださいね。
お参りのマナーを守るのも大切
基本的なことですが以下のようなことを頭に入れ、常識の範囲内で行動すれば大丈夫です。
- 祈祷をしてもらう前には手水で手と口を清める
- 写真撮影禁止のところでは撮らない
- 祈祷中は携帯の電源をOFFにする
お宮参りの1日にかかる料金・費用はどれくらい?
初穂料の相場
神社にお納めする初穂料の金額ですが、神社によって
- 決められているところ
- 最低金額のみ決められているところ
- 気持ち、であるため全く決められていないところ
があります。
決められている場合はホームページなどを見ればいくらなのかは書いてあるものと思います。
大体相場としては5000円から1万円ぐらいのことが多いようです。
写真撮影の相場
写真撮影の相場はかなり幅があります。
参考までに私が過去に2回、お宮参りで撮った場合は
-
- 六つ切り3枚(3ポーズ)台紙付きで3万円
- 六つ切り2枚(2ポーズ)台紙付きで33000円
(それぞれ別の個人の写真館です)
これで赤ちゃんのママパパのおうち用の写真、のみになるので、祖父母用に焼き増ししようとするとさらに費用が発生する、と思っておいた方がいいです。
目安としては
- 台紙1冊、写真2~3ポーズで3万円前後
- 台紙3冊(うち2冊は祖父母用の小さいもの)で5万円~
と思っておくといいと思います。
写真は結構かかりますよね。
食事代の相場
食事会はどこで開催するかによって相場が変わってきます。
神社に併設されている会館(レストラン)で5,000円くらいから、ホテルや料亭になるともっとかかることもあります。
個室ありの外食にする、となると最低一人五千円はかかる、と考えておいた方がいいと思います。
自宅で寿司など仕出しを頼む場合は2,000円くらいからできますが、これも仕出しのグレードを上げれば1万円くらいまで上げることもできます。
お祝いでたくさんいただいた場合は食事会も豪華にしないと、と思ってしまいますが、赤ちゃんのためにもあまり長居はできないため、必ずしもお祝い額に比例して豪華に!としなくても大丈夫かな、と思います。
お宮参りの1日にかかった費用の総額の体験談
ここであくまで私の話になりますが、お宮参りの1日にかかった費用をまとめます。
- 初穂料 5,000円
- 写真撮影 33,000円
- 食事代 大人6人幼児1人20,000円
- 手土産代 10,000円
合計して68,000円ほどでした。
お宮参りの流れのまとめ
いかがだったでしょうか。
お宮参りの流れについてご紹介してきました。
「これが正解」というものはありませんが、まだ産まれて間もない赤ちゃんとお母さんの体調を優先して、無理のないスケジュールを組んでくださいね。