お宮参り

お宮参りの参加者は両家の祖父母が必須?食事会費用の支払いをすべきなのは?

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お宮参りを行いたいけれど、誰を招待すればいいの?両家とも集まるのは必須なの?なんてお悩みではありませんか。

そこで今回はお宮参りの参加者に関して、気になる問題と答えをご紹介します。

食事会費用等の支払いを誰がすべきなのか、という点も解消しますよ。

お宮参りとは?

まず簡単にお宮参りという行事について確認です。

お宮参りは赤ちゃんの誕生を神様にご報告し成長を祈るための行事です。

初宮参りともいいますね。

時期は生後1ヶ月の頃に赤ちゃんの家の近くの神社でお参りする方が多いです。

ただ、真夏や真冬に生後1ヶ月が重なる場合は、数ヶ月待って気候のいいときに行うのもいいですよ。

生後1ヶ月にしないといけない、と思って厳密にやる必要はありません。

お宮参りはどこで行うの?

お宮参りに行く神社は原則地元の氏神様となっています。

最近はその原則にとらわれず知名度のある神社や、お宮参りに力を入れている神社を選ぶ方も多いです。

一番無難なのは赤ちゃんのお父さんの方の祖父母に確認することです。

これは、赤ちゃんは父方の家の姓を名乗るから、ということで父方の家をたてるためです。

いつもお世話になっている神社さんはどこかなど祖父母の意向を確認しておくと安心です。

お宮参りの参加者は誰?

お宮参りの参加者は現代は赤ちゃんとその両親そして両家の祖父母という方が一番多いです。

昔は赤ちゃんとそのパパそして父方の祖父母という組み合わせが正式でしたね。

赤ちゃんのママは? と思われたかもしれませんが、昔はママは家で待っているものでした。

お産は汚れたものと考えられていたため、お産が済んでまもないお母さんが神様の前に行くことは遠慮していた、という風習です。

ただ今はそのような考え方も薄れています。

赤ちゃんとその両親そして両家の祖父母と大勢で行くと両家での素敵な思い出になるのでおすすめです。

祖父母は両家とも参加する?

祖父母はできるだけ両家に参加してもらう方がいいでしょう。

昔の考え方から言うと、赤ちゃんは父方の祖父母の家の内孫になるため、父方の祖父母のみ参加でした。

でも現代はその考え方も薄れてきていますし、禍根を残さないためにも、両家に声をかけ、相談するというのがベストです。

そのうえで「遠方で行けない」「都合がつく日がない」などの理由があれば、片方の家だけや祖父・祖母どちらかだけに参加してもらうことも可能です。

母方の祖父母が遠慮する場合は?

また、昔の考えで言うと、赤ちゃんは父方の家の子(跡取りになっている)ということなので、母方のおじいちゃんおばあちゃんの中にはお宮参りの参加を遠慮される方もいます。

そのように言われても、「赤ちゃんもたくさんの人にお祝いされた方が幸せだから、都合がつくならぜひ来てほしい」とパパママから伝えるのは気遣いですね。

一度遠慮されても、参加してほしい、という気持ちを一度は伝えるのがおすすめです。

参加者が決まったら、両家にそれを連絡し、決定事項をあらかじめ知らせておくことも大切ですね。

赤ちゃんの抱っこは誰がする?

地域にもよりますが、赤ちゃんの抱っこは最近は赤ちゃんのママがすることが多いです。

ただし昔は父方の祖母がするものと決まっていました。

今の50代から70代くらいの年代の方は、「父方の祖母がするもの」と思っていることも多いので、「お宮参りの赤ちゃんを抱っこしていただけないでしょうか」とママから確認するのがベターです。

その時にもし「私は抱っこを遠慮しておくわ。」と言われたら、その時は赤ちゃんのママがすればいいと思います。

夫の母をたてて、一度は抱っこのお願いをしてみるのがおすすめですよ。

お宮参りの頃に赤ちゃんは4 kg、5キロぐらいになっていることも多いです。

祖母が抱っこする場合は、当日「重くないですか大丈夫ですか」などと気遣いをすることも忘れずにしたいですね。

また、一日終わって見ると父方の祖母だけが抱っこをして、母方の祖母は抱っこをできなかった、となることは多いです。

ぜひ、せっかく来てくれた母方の祖母にも抱っこをしてもらえる時間を作ってあげると喜ばれます。

親子だけもあり?

最近は赤ちゃんとその両親だけでお宮参りをすることも増えてきているようです。

祖父母が遠方に住んでいる場合は来ていただくことが難しいこともありますよね。

また一人目の子供は両家の祖父母が集まったけれど、二人目は赤ちゃんの両親だけで3人で行ったという声もよく聞きます。

最終的には赤ちゃんの両親が判断することになりますが、念のため両家の祖父母にそれでいいか伺いを立てることは必要です。


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お宮参りで気を付けたいこと

お宮参りで気を付けておきたいことも2点ご紹介します。

赤ちゃんやママの体調に配慮

お宮参りで気をつけたいのは何よりも赤ちゃんやママの体調です。

出産後1ヶ月くらいしか経っていない場合は、お母さんも体調が安定しておらず長時間の外出は避けた方が無難です。

赤ちゃんも長時間の外出には慣れていないので短時間でお出かけが終わるプランを考えるのがいいですね。

早いと1時間くらいでおっぱいを欲しがることもあります。

特に真夏や真冬など、暑さ寒さが厳しい時は気をつけてあげたいものです。

神社での祈祷はそこまで長くかかるものではなく、20~30分で終わるのが普通だと思います。

ただ、神社までの往復と、その後に写真撮影や食事会をすることを考えると最低でも数時間はかかります。

途中で休憩をとる、寒さ暑さが厳しい季節は外に出る時間が最小限になるようにする、など考えたいですね。

服装


服装は最近は赤ちゃんはベビードレス(+掛け衣装)、お母さんはワンピースやスーツにする方が多いです。

お母さんやおばあちゃんなど女性の場合は着物も素敵なのですが、産後一か月という胸が張りやすい時期に母乳が染みたら大変、と洋装を選ばれる方は多いです。

そうでなくても胸が張るのは苦しく、痛いものですもんね。

着付け+ヘアセットも大変ですし、赤ちゃんがぐずっておっぱいをあげた後、はだけた着物を元に戻すのも大変です。

服装は両家揃えるべき?

そしてお宮参りの際、三家族で必ずしも洋装和装を合わせる必要はありません。

赤ちゃんのママが着物を着ない場合でも、おばあちゃんが着物を着たいという場合には是非着てくださいとお願いしたいですね。

この場合も、ママの方から「私はおっぱいをあげる関係で着物は着ませんが、お義母さん(おかあさん)はよかったら着てくださいね」なんて言えるとスムーズです。

(「主役である赤ちゃんのママが着物を着ないなら、祖母が出しゃばっては駄目」、と着物を遠慮される場合もあるからです。)

着物を着る機会は現代ではかなり減っているので自分の着物を持っている方にはどんどん着てもらえるといいと思います。

お宮参りで参拝以外にすること

お宮参りの1日では他に記念写真撮影や食事会を一緒に行うことが多いです。

(ただしこれらは必須のイベントではありません。)

せっかく3家族揃うわけですから、記念の写真を残したいものです。

また、わざわざかけつけてくれた両家の祖父母にお礼の意味を込めて食事会の席を設けると喜ばれますし楽しいひと時を過ごせます。

ここでは「支払い」が発生するために事前に確認しておきたい食事会について詳しくご紹介しますね。

食事会

お食い初めと兼ねてもOK

お宮参りを生後100日を過ぎてから行い、お食い初めと合わせて行う家庭も増えてきています。

特に三家族揃うときは滅多にありませんので、合わせてお宮参りとお食い初めができるなら、皆にイベントを楽しんでもらえるのでおすすめです。

お宮参りの食事のポイント

お宮参りの食事は以下のいずれかで行うことが一般的です。

  • 神社に併設されている、食事をとれる会館
  • ホテルや料亭などのレストラン
  • 赤ちゃんの自宅

自宅以外でする場合はおむつ替えができるところ、授乳室があるところだと安心です。

ただしホテルや料亭なら個室を予約できるところもあります。

個室であれば、参加者に一言ことわれば授乳をしたり、おむつ替えをしたりすることも可能です。

七五三やお宮参り用の「お祝い膳」が用意されているお店もあるので、ぜひ問い合わせてみてください。

(祝い鯛などをサービスでつけてくれるお店もあります。)

自宅で行う場合は慣れた環境なので一番落ち着いて食事が取れることと思います。

赤ちゃんが食事中に泣いてしまっても、他人に配慮する必要もありませんし、自分達のペースで食べられます。

ただし、その場合、食事の用意までお母さんがしていると大変な負担になります。

ぜひ、仕出しや出前を利用して楽に食事会の席を設けたいですね。

食事の用意をしなくとも、両家の祖父母をお招きするとなると家の整理・掃除が必要なので生後間もない赤ちゃんがいるおうちでは大変です。

お宮参りの食事での費用や相場

お宮参りの食事費用はどこでやるかによって大きく異なります。

神社併設の会館で5,000円くらいから、ホテルや料亭になるともっとかかることも珍しくありません。

個室ありの外食にする、となると最低一人五千円はかかる、と考えておいた方がいいと思います。

自宅で寿司など仕出しを頼む場合は2,000円くらいからできます。

あまりに豪華にする必要はないので、コースの中から予算に合わせて検討してみてください。

お宮参りの費用は誰が払うもの?

お宮参りの祈祷料や食事代の費用は誰が払うべきもの、と決められたものはありません。

地域によっては「お宮参りの費用は母方の祖父母が用意する」と決まっていることもありますが、どちらが用意すべき、という考え方は薄れてきています。

一番皆が納得しやすい方法としては祈祷料や食事代は赤ちゃんの親が用意し、(催促することはもちろんありませんが)両家の祖父母がお祝いや酒魚料としてお金を包む、ということです。

ただ、どうしてもお家によって考え方は様々なので、事前に両家それぞれにお伺いを立て、相談しておくのがベストです。

初孫だということで張り切ってくださるおじいちゃんおばあちゃんもいるので、それぞれの意向を調整して、赤ちゃんのパパママが決定することになります。

パパママは赤ちゃんが小さい時期にお宮参りのお膳立てもするのは本当に大変なのですが、腕の見せ所です。

細かく報告・相談などを行って、うまく両家の仲をとりもってください。


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お宮参りには両家の祖父母が参加すべき? まとめ

いかがだったでしょうか。

お宮参りには両家の祖父母とも参加すべきか、を中心にご紹介してきました。

お宮参りは赤ちゃんが産まれて初めての行事なので、たくさんの方に祝ってもらえるのは赤ちゃんにとっても幸せなことです。

お宮参りの時間を作ることは親孝行にもなりますので、ぜひ皆様で楽しい時間をお過ごしください。

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