バレンタインの手作りで最も人気のあるレシピといえば生チョコですね。
でも心を込めて作ったのにチョコが柔らかく、固まらない~とお困りのあなた。
生チョコ作りも意外と難しいですよね。
生チョコが固まらない原因と、固まらせて復活させるための対処法をご紹介します。
目次
生チョコが失敗で固まらない!?
生チョコを作ったのになかなか固まってくれない、 もしくは
切り分けようとしてもベタベタでとても切り分けられない という方。
生チョコが固まる時間ってどれくらい?
そもそも生チョコを固めるにはどれくらいの時間が必要でしょうか。
きれいに切り分けてしっかりきれいな生チョコを作るには1晩冷蔵庫で冷やすことが大切ですが、生チョコ自体は1時間もすればあらかた冷蔵庫で固まります。
そもそもチョコレート自体が、体温くらいの温度で解けてしまいますが冷やせばすぐにかちかちに固まりますよね。
ということは冷蔵庫の中のような温度にしばらく置けば、普通は固まるはず(生チョコの場合はクリーム入りなのでカッチカチにはならないにしても)なんです。
でも1時間くらい様子を見てもとにかくベタベタ、とろとろで固まってくれる気配がない…という場合は続きを読んでみてください。
では生チョコが固まらない原因には何があるでしょうか。
考えられる原因3つを見ていきます。
生チョコが固まらない原因① チョコと生クリームの比率が悪かった
生チョコレートを固まらせるにはチョコレートと生クリームの分量がとても大切です。
生クリームという液体のものを固まらせるわけですから、生クリームに対してチョコが少ないと固まらないというわけです。
チョコレート:生クリームを2:1の割合で混ぜる必要があります。
チョコレートが200gなら生クリームは100cという割合ですね。
また、ホワイトチョコレートを使って生チョコを作る場合はさらに生クリームの量を減らす必要があります。
一概には言えませんが、ホワイトチョコの場合はホワイトチョコ:生クリームは5:2にするといいですよ。
生チョコが固まらない原因② 植物性生クリームを使った
植物性の生クリームを使うと、動物性の生クリームに比べて固まりにくいです。
乳脂肪40%以上の、純生クリームを使うのがベストですが、植物性しかないという場合は生クリームの割合を生チョコが固まらない原因①でご紹介したものより気持ち下げるといいです。
生チョコが固まらない原因③ 製菓用チョコを使わなかった
生チョコの主材料であるチョコレートはどういったものを使用しましたか。
スーパーのお菓子売り場に売られている普通の板チョコを使ったために生チョコが固まらない場合があります。
その理由は一般的に、製菓用チョコレートに比べて板チョコにはカカオ成分が少ないからなんです。
チョコレートの「固まろう」とする力が他に含まれている成分によってもともと少ないんですね。
そのあたりのことはこちらの記事に詳しくまとめています。
⇒製菓用チョコレートと板チョコの違いは何?代用できるの?買うならどこで?
ですので、市販の板チョコを使う場合には注意が必要です。
板チョコを使ってもできないことはないのですが、ちょっとしたコツがあります。
それは、各メーカー推奨のレシピを使うことです。
各お菓子メーカーが出しているチョコレシピのサイトを確認して、そのメーカーのチョコレートを使った場合の生チョコの材料、分量を確認すると失敗しにくいですよ。
生チョコが固まらないときは冷凍庫で様子を見る?
生チョコを冷蔵庫で冷やしてもゆるくてベタベタする、切り分けできないという場合は冷凍庫に入れて様子を見るという方法もあります。
キレイに切れない、でも形は保つことができるくらいの柔らかさ加減であれば冷凍庫に1~2時間入れて固め、取り出して切り分け⇒ココアをまぶせばOKです。
もちろん冷凍庫から取り出すとまた柔らかくなってしまうので取り扱いには注意が必要ですが、一応形になっているのであればココアをまぶせばごまかせますし、プレゼントに渡すことは可能かと思います。
でも、「ベタベタしている」という柔らかさのレベルではなく、冷蔵庫で冷やし固めた後にそもそも「生チョコの形を保てない」という柔らかさの場合は、冷凍を試さずに他の対処法を試した方がいいです。
それをこれからご紹介します。
生チョコが固まらない時の対処方法
生チョコを作ったが冷蔵庫に入れても固まらず、どうやら形を保てそうにない、という場合はそのチョコをボウルに戻し、湯煎しながら新しいチョコを刻んだものを加えて混ぜてください。
入れる量の目安ですが、上で説明した チョコレート:生クリームの 2:1 の割合よりも多めに生クリームが入っている場合は、2:1になるために不足している分のチョコレートを足すといいですよ。
例えば
チョコレート100g、生クリーム100ccで作ってしまった場合は
チョコレート 2 : 生クリーム 1
にするために、チョコレートをあと100g加えます。
この時に追加するチョコレートも必ず刻むことを忘れないでくださいね。
刻まないとなかなか溶けず、湯煎を頑張っているうちにチョコが分離する可能性もあります。
生チョコが固まらない、という失敗は起こりやすい失敗の1つですが生チョコが分離してしまった、という失敗に比べて対処、リカバリーはしやすいかと思います。
チョコレートの割合を上げてあげるだけで解決する場合も多いので、ぜひ試してみてくださいね。
CHECK!>>生チョコの大量ラッピングはセリアなどで安く!40個分を数百円でできる方法8選
生チョコが失敗で固まらない!?冷凍庫で様子を見る?原因と対処法
まとめ
いかがだったでしょうか。
生チョコが固まらない原因とその対処方法について、ご説明しました。
手作りって本当に難しいな、奥が深いなと私も思うのですが、一つ失敗する度一つまた発見があり、経験値が上がるので次からのお菓子作りがより上手にできると思います。
失敗があったとしても、めげずに楽しく再トライしてくださいね。
きっとあなたのチョコレートをみんなが待っています。
こちら↓の記事では私が生チョコを大量生産した際に軽く失敗したので、それを防ぐためにどうすればよかったのか?を分析して書いています。
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