倒産後、楽天モバイルに買収されたフリーテル。
倒産は2017年末だったでしょうか。
その後は楽天モバイルがサービス提供、ということになりましたが特に料金プランを変更する必要もなく、そのままのフリーテルマイページも使用できたのでこれまでずっとフリーテルのまま使用し続けていました。
しかし、2018/3/1に楽天への乗り換え優待キャンペーンのメールが届きました。
この機会に乗り換えるといろいろお得の模様。
FREETELユーザーの私はいろいろ考えた結果、MNP乗り換えを行いました。どんなことを事前にチェックしたのか、乗り換えの手順はどうなのかについて詳細をご紹介します。
目次
フリーテルから楽天への乗り換えキャンペーンのメールが来た
3/1に「旧FREETEL SIMご利用中のお客様限定 優待キャンペーン開始のお知らせ」という件名でキャンペーンのメールが来ました。
これは、簡単に言えば、倒産してしまったフリーテルのSIMを使用しているユーザに楽天への変更を促す、「今乗り換えればお得に楽天モバイルに移行できるよ!」というキャンペーンです。
これまではフリーテルが倒産しても、「えっ、そうなの!?」と思ったくらいで、そのままフリーテルSIMが利用できるならそのままでもいいや、とフリーテルの安いプランも気に入っていたので放置していましたが、キャンペーンの内容を見ると私にとってはいろいろメリットがありそうだったので乗り換えることにしました。
そして、このキャンペーン、期間は2018年3月1日(木)10:00~終了日未定とのことで、まだ終了日は未定ですが期限があるとのことなので、まあずっとうだうだ悩むくらいなら簡単そうだし乗り換えよっかな、と思いまして。
私にしてはかなり素早く決断し、乗り換え手続きに至ったわけです。
FREETELから楽天モバイルへの乗り換え前に確認したこと
私がFREETELから楽天モバイルへの乗り換え前に確認したのは以下の3点です。
②楽天モバイルに切り替えて安くなるのか?
③楽天モバイルの通話品質はどうなのか?
これ、3点とも重要ですよね。
1点ずつ、調べたので順を追って説明しますね。
①今のままの機種で楽天モバイルSIMを使えるのか
元々、1年半ほど前にauからフリーテルへ、料金の安さ目的でMNPで乗り換えをした私。
フリーテルSIMをフリーテルスマホのPriori3S という機種に挿して使っていました。
でも、楽天モバイルに今回変更、ということになると当然楽天モバイルSIMに変更になります。
SIMカードがないとスマートフォンで通信ができないですもんね。
これまではフリーテルがそのSIMカードを提供していましたが、楽天モバイルに切り替える、となると当然楽天モバイル提供の専用のSIMカードを使う必要があります。
ですので、FREETELの時に使用していた端末をそのまま使いたい、という場合、楽天モバイルSIMにその端末は対応しているのか?というのがポイントになります。
でも、こちらの調べ方は簡単です。
こちらの対応端末
ページから、動作確認済み端末を確認すればOKです。
ちなみに私が使用しているPriori3Sはここにこんな風に載っているので、動作確認済みというわけです。
新しい楽天モバイルSIMも使用できる、というわけですね。
そして↑には対応SIMカードとしてマイクロ/nanoSIMとありますが、こちらも重要なのでチェックしておいてくださいね。
楽天モバイルでSIMを選ぶときに選択する必要がありますので。
まずは、ご自分の端末が楽天モバイルSIMに対応しているのか?ここを確認しないことには始まりませんので、確認してみてくださいね。
また、SIMの乗り換えによってアプリがそのまま使えるのか?はこちらの記事に書いていますので参考にしてみてください。
おすすめ!⇒楽天モバイルのMNP開通は遅い?電話での方法とSIM変更でのアプリへの影響レポ
②楽天モバイルに切り替えて安くなるのか?
そしてこちらも重要です。
楽天モバイルに切り替えて安くならないのなら、手間をかけて切り替える必要はありません。
今のところ、まだフリーテルSIMのままでも使用できるし料金プランもそのままでOK、となっていますもんね。
冒頭でご紹介した、キャンペーンの優待メールには以下の特典が書いてありました。
通常の楽天モバイル特典に加えて以下の特典が特別に適用となります。
1. 通話SIM スーパーホーダイの月額基本料が1年目500円割引
2. 楽天モバイル契約事務手数料無料(3,394円)
3. 月額基本料が初月0円
4. 旧フリーテル SIM MNP予約番号発行手数料最大15000円が0円
最大合計25,874円分おトク!
まず、1.の通話SIM スーパーホーダイの月額基本料が1年目500円割引ですが、こちらは1年目に限り、毎月500円基本料から割引してくれる、というありがたいサービスです。
さらに「楽天会員割」というものがあり、開通から12か月までは楽天会員なら毎月¥1,000引いてくれる、というサービスもあります。
またスーパーホーダイという通話SIMのプランに対して適用されるのですが、このプランは
プランS 2GB 2,980円
プランM 6GB 3,980円
プランL 14GB 5,980円
となっており、普段毎月1GBちょっとしかデータ通信をしない私にとってはプランSで十分ですし、ここから1年限定ですが、1500円引いてくれて月額基本料金1,480はかなりお得だと思いました。
これまでフリーテルでは以下の料金プランに入っており、1か月の基本料はオプションの留守電¥300を入れて¥1200くらいでした。
最大3年0円キャンペーン(1年目-2年目)
いつでも半額
留守電(オプション)
ただし、これはデータ使用料が1GBまでのときで、
それ以上使ってしまうと基本料は¥1600に。ってこれも安いですが。
で、この値段だけ見ていると楽天モバイルにするメリットが感じられないように思うのですが、私が魅力的に思ったのが、楽天モバイルには5分かけ放題がついていることです。
かけ放題が決め手となった
フリーテルではかけ放題プランを契約していなかった私。
フリーテルでは通話半額アプリがあったのですが、この音声品質が悪く、電話相手に迷惑をかけることもしばしば。
そのため、途中からはフリーテルの半額アプリを使うのをあきらめ、普通の電話アプリで書けるようになりました。
すると1か月の通話代だけで¥1,000~2,000はいってしまう、という結果に。
長電話はせず、病院の予約や保育園への電話、のちょこちょこした電話なのですが、1か月使うと数千円もかかってしまいます。
でも楽天のスーパーホーダイでは「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」を使うことで5分までの電話が無料でかけ放題。
これはいいな♪と思っちゃいました。
これなら私の普段のちょこちょこした電話をすべてカバーできそうですし、月額使用料¥1,480に毎月ほぼほぼ抑えられるようになるんじゃないかな、と期待です。
(実際にはこれに、保育園に子供を預けているので連絡用の留守電サービス必須でプラス290円が必要ですが)
2018年7月からはこの5分かけ放題サービスがパワーアップして10分かけ放題になります。
10分になるとかなりゆっくり話せますね!
これまでのフリーテルの毎月¥3,000~¥4,000の利用料金より安くなりそうで期待しています。
この4,000円だって、以前支払っていたauの月¥8,000に比べれば半額なのですが、人間安いのに慣れると「もっと安くできるはず」って思っちゃうものですよね…(笑)
3か月楽天モバイルを使用した感想についてはこちらの記事で詳しく書いています。
実際のスマホ代も載せていますよ。 おすすめ!>>楽天モバイルに乗り換えるメリット 3ヶ月使って判明!通話料金や速度制限情報
③楽天モバイルの通話品質はどうなのか?
そして②で楽天のカケホーダイを利用するなら、気になるのが楽天モバイルのカケホーダイアプリの通話品質。
こちらは上述の通り、フリーテルの半額アプリで通話にならなかったこともある経験から、わたしとしては重視したいのですが、ネットでざっと調べたところ、楽天モバイルのかけ放題アプリでも普通の電話と同じようにかけられてストレスも特にない、との声を結構見たのでとりあえず大丈夫かな、と思って契約することにしました。
現在は楽天モバイルに乗り換えて1か月使用し、電話(楽天電話アプリ)も10回以上は使用していますが、一度も聞き取りにくいと思ったことや相手から聞こえにくいと言われたことはありません。
やはり、フリーテルのカケホーダイアプリでかけていたときの品質より楽天モバイルの方がずっといいと思います。
その他
そのほか、今回2018年3月に乗り換えをすることによって、3月分はフリーテル分と楽天モバイル分、両方の料金が発生するのは嫌だなーと思ったのですが、楽天モバイルは初月基本使用料0円にしてくれます!
買収による乗り換えだからか手厚いですよね。
また、楽天モバイルの契約事務手数料も、本当は3,394円税別かかるところを0円にしてくれます。これも買収による移行だからかなーありがたいです。
また、MNP予約番号発行手数料も0円になるのもとっても嬉しいです。
(これはフリーテルで契約してから何か月たっているかによって2000円~最大1万5千円かかるのですが、無料になります)
私は契約してから1年半たっていたので手数料は¥2,000でよかったのですが、2,000円も大きいですもんね。
というわけで、以前au⇒フリーテルに乗り換えたときはau分とフリーテル分の基本料が初月は両方かかったり、解約手数料で何千円も取られたりしていたのですが、今回は買収されたフリーテルから楽天への切り替え、ということでかなり優遇されている感はありますね♪
フリーテルから楽天へ乗り換えをしてみた
では、確認ができたところでフリーテルから楽天へ乗り換えの手続きをします。
順序としては
①MNP予約番号の発行
②キャンペーンメールのエントリーコードを入力してSIM、料金プラン申し込み
という流れになります。
この①のMNP予約番号というのが②の楽天モバイルへのSIM申し込み時に必要になるので、先にMNP予約番号の取得、というのが必要になります。
フリーテルでのMNP予約番号取得方法
MNP予約番号の取得をすると、いきなりフリーテル解約になったりしない?とか若干心配になりますが、大丈夫です。
転出のための準備をしている、と考えればOKですよね。
また、このMNP予約番号の発行はネットのFREETELマイページから一瞬でできました。
ここ、びっくりしました。
だって以前auから転出した時は予約番号をもらうのに電話をかけて、30分くらいいろいろ説明して、さらに「本当に解約してもいいんですか?」とか「ポイントまだ残っていてもったいないですよ」とか説得があってそれに対応するのが大変だった(笑)からです。
フリーテルでのMNP予約番号の取得は簡単。
まずフリーテルのマイページにログインし、下図のように「お問合わせ」をクリックして「MNP予約番号の発行」を押下します。
(その下に「解約」もありますが、MNPによる転出の時はこれは選ばないようにしてください。
新しい業者に切り替えられたら、自動的に以前の会社は解約されますので、自分で解約するとややこしいことになってしまいますよ。)
すると楽天モバイルの画面が。
ここで「転出先」であるはずの楽天モバイルが出てくるので、「今はフリーテルからの転出の予約番号なのに!?」ってちょっと不安になりますが、フリーテルも今は楽天モバイルの中にあるため、このような表示なのだろう、と理解してMNP転出対象の電話番号を選び、確認してから予約番号発行ボタンを押してくださいね。
すると瞬時にメールにてMNP予約番号が送られてきます。
私は3/4に予約番号を取得し、この時点での有効期限は3/18でした。
15日間の有効期間があるのですね。
FREETELから乗りかえの場合は有効期間が10日以上残っているMNP予約番号の入力が楽天モバイルのSIM申し込みで必要になります。
このMNP予約番号発行後、間を開けずにすぐ次の「②キャンペーンメールのエントリーコードを入力してSIM、料金プラン申し込み」に進んでくださいね。
②キャンペーンメールのエントリーコードを入力してSIM、料金プラン申し込み
無事、MNP予約番号が取得できたので、次にいよいよ楽天モバイルでのSIMの申し込みです。
まずは3/1に届いたキャンペーンの優待メールのリンク
「キャンペーン詳細・お申し込みは、下記ページをご確認ください。」から申し込みページに飛びます。
するとこんな画面になりますので、赤いボタンをクリック。
ここからは楽天モバイルの申し込みですが選択する項目がとにかく多いので要所要所だけご説明します。
まずはメールに書いてあった「お客様限定エントリーコード」を入力してくださいね。
これをしないと、今回の優待の割引を受けられないので注意です。
するとこんな風に今回のSIM申し込みでどの機種を選ぶか?みたいな選択がありますが、私は今の機種をそのまま使うので「SIMカードのみ」を選択。
MNP転出なのでSIMタイプはもちろん通話SIMです。
そして料金プランは2GBまでのスーパーホーダイプランSを選択です。
また、少し悩んだのが最低利用期間という選択肢です。
こちらは「楽天モバイルのスーパーホーダイは、ご自身で契約期間(最低利用期間)を選択でき、期間を過ぎたら契約解除料がずーっと無料。」とのこと。
最低いつまでは使用するのか、を1年~3年まで、自分で選択でき、2年、3年という長期間に設定した場合は
2年でキャッシュバック1万円
3年でキャッシュバック2万円
という特典があります!
これはすごく大きいと思ったのですが、私はとりあえずフリーテル⇒楽天への変更の¥500/月割引、楽天会員割引¥1,000/月が1年たつと終わってしまう、という点から考えて、1年後にはどうするか、は1年楽天を使ってみて考えればいいのかな、と思いました。
その時にはまた他社のお得なプランが出ているかもしれないですし、現時点(楽天モバイルにフリーテルから乗り換えた1年目)では楽天がお得、というだけであるのでまた1年後に考えて他の会社も視野に入れて検討したいと思います。
というわけで、私は最低利用期間は1年にしました。
あと迷ったことといえばMNPの場合の開通方法くらいでしょうか。
下の図のとおり、私は電話にて開通、にチェックが入ったまま申し込みをしました
が、電話にて開通申し込みにしないと「チェックをしない場合、SIMカードがお客様に届くまでの2~3日間電話がご利用できなくなります」とのこと。
これって、SIMの申し込みをするとすぐに旧SIMが使えなくなる、ということみたいですね。
我が家には家の固定電話はありませんし、もちろん「電話にて開通申し込み」を選択しました。
最初、電話にて開通申し込み、以外に「WEBにて開通申し込み」なんて他手段での申し込みがあるのかしら?と思ったのですが、そういうことじゃなく、電話にて開通申し込みをしなければ、有無を言わさず電話が使えない期間ができちゃうよ、ということなのでここ注意です。
また、SIMの配送日時を指定するところもありました。
私は3/4の夕方に申し込み手続きをしていましたが、3/6からお届け日が選択できましたよ。
素早いですね。
楽天スーパーポイントも使える
そして楽天モバイルなので、楽天スーパーポイントもお支払いに使えます。
これ、大きいですね♪
楽天モバイルのSIMを申し込んだときの料金はこちら
そして、こちらが最後の方の確認画面で出た私の申し込んだ料金の一覧です。
SIM代は無料ですし、月々のお支払いを見ても、事務手数料0円、そして楽天会員割も適用されていますね。
また、私はスマート留守電をオプション追加しているのでプラス¥290となっています。
この留守電機能についてはとっても便利でお得なのでこちらの記事で分けて紹介しています。
おすすめ!>>留守電聞くのは面倒で聞く料金払いたくない人へ使用感◎留守電アプリをご紹介
そして、嬉しかったのが楽天マガジンが31日間無料であること。
200くらいの雑誌が読み放題できるサービスなので、一度試してみたかったんですよね♪
って、この楽天マガジンは楽天モバイルに加入しなくとも初回31日間は無料だそうです。
CHECK!>>【楽天マガジン】200誌以上の雑誌が読み放題!
というわけで、初月は¥0の基本料にはなりますが、毎月のお支払いは¥1,770になる、というのが確認画面でもわかって安心できました。
これで電話もすべて5分かけ放題の範囲内に収めて、毎月¥2,000以下に料金を抑えられたらうれしいです!(笑)
本人確認書類が必要
というわけで、楽天モバイルの申し込みは要所要所だけを説明しましたが、こんな感じです。
いろいろ調べながらやりましたが、所要時間は30分程度でした。
申し込みの確認画面で申込を決定すると、
「楽天モバイルのお申し込みが完了しました」と出て、本人確認書類のアップデートを促されます。
私は運転免許証をプリンタのスキャナで表裏スキャンして、アップロードをしました。
3/4の19時頃、アップロードをして23:00過ぎに「本人確認手続きが完了いたしました」とメールが来ましたよ。
これは日曜の夜だったのですが、数時間で対応してもらえたことになります。
休日夜間なのにすごいですね。
というわけで、無事にフリーテルから楽天モバイルへの切り替え申し込みができたことになります。
思い立ったら早かったです。
auのような3大キャリアからフリーテルに移行した時は初めて、ということもありいろいろ大変でしたが、今回はMVNO同士での乗り換えということもあり、2回目、ということもあり結構簡単でした。
フリーテルから楽天へ乗り換えてみた まとめ
いかがだったでしょうか。
FREETELから楽天モバイルへ乗り換えるWEB手続きについてご紹介してきました。
その後、新しい楽天モバイルSIMが使えるようになりましたのでそのMNP開通にかかった時間、手順などについてはこちらの記事にまとめました。
おすすめ!⇒楽天モバイルのMNP開通は遅い?電話での方法とSIM変更でのアプリへの影響レポ