秋田の夏の夜を彩る秋田竿燈まつり。
秋田の町を無数の提灯が下がった竿がしなりながら立ち並ぶ姿はとても美しく、一度は見たい幻想的な光景です。
提灯をかかげる男性たちの姿に心揺さぶられる、素敵なお祭りなんです。
竿燈まつりってそもそもどんなお祭り?と思った方、このページを読めば大丈夫です。
竿燈まつりの由来や楽しみ方、アクセスから2017年今からでも間に合う!?宿泊情報までまとめました。
目次
竿燈まつりとはどんなお祭り?
秋田竿燈まつりとは秋田駅付近で行われる、伝統的なお祭りです。
竿燈(かんとう と読みます)全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、五穀豊穣を祈願する秋田の夏の風物詩なんです。
秋田といえば、全国第3位のお米どころですもんね。
とはいっても、映像で見ないとイメージがわかない、という方はこちらをご覧ください。
ハラハラドキドキのお祭りの雰囲気を味わってもらえますよ。
いかただったでしょうか。
提灯の数は多くてとてもきれいですし、竹ってあんなに曲がるの?っていうくらいしなっていましたね。
そして竿燈同士がぶつかりそう、絡まりそう、倒れそう、大丈夫かなーとハラハラしてしまうのですが差し手の皆様、とてもお上手で祭りを盛り上げてくださるのです。
「どっこいしょー、どっこいしょー」の掛け声もいかにも夏祭り、という感じでいいですよね。
秋田の夏の風雅を感じられます。
合計約1万個の提灯が竿燈大通りを埋め尽くす姿は壮観で鳥肌が立ってしまうほどです。
また、ただ揚げるだけではなく、様々な技の披露もあり、一度見るとその豪快さとドキドキ感にはまってしまうかも。
竿燈って何?
竿燈とは竹を縄で結んで組んだもので、大人用の大若~子供用の幼若まで4種類があります。
大若のサイズはなんと12mもあり、提灯も46個も下がっています。
竿は竹をつなぎあわせたものでよくしなるのがポイントです。
重さは驚きの50kgにもおよびます。
竿燈まつりはいつから?
竿燈まつりの原型は宝暦年間(1751~1764)に行われていたねぶり流し行事に由来する、と言われています。
竹に願い事を書いた短冊を下げて練り歩き、最後に革に流す厄払いの行事でした。
それが、のちにろうそくの普及により、高灯篭が組み合わされて今のような見ごたえのあるお祭りになりました。
竿燈まつりの日程は?
秋田竿燈まつりは曜日に関係なく、毎年8/3~6にかけて行われます。
今年2017年は5日が土曜日、6日が日曜日なのでお休みに合わせて見に行きやすい日程ですね!
8/3~6
18:15 交通規制開始
18:50 竿燈入場
19:25 竿燈演技開始
20:35 ふれあいの時間
20:50 竿燈退場
8/4~5
9:00~15:40 妙技会
8/6
9:20~15:00 妙技会
※時間は変動の可能性があります
夜竿燈は19:30頃に役280本の竿燈が竿燈会会長の合図で一斉に頭上高く差しあがります。
この一度に提灯が夜の闇に立ち上がる瞬間は感動的で必見です。
てのひらや肩、なんと額なども使って力強い演技がお囃子に合わせて披露されます。
よくしなる竿燈は迫力満点で、見物客から大きな歓声が上がりますよ。
お祭りの最後にはふれあいの時間も設けられ、観光客でも写真撮影したり、竿燈をあげさせてもらうこともできます。
観光客にも優しい、ここが秋田竿燈まつりの素敵なところですね!
21時以降の戻り竿燈は祭りが終了した後にそれぞれの地区に竿燈が戻る時間で、細い路地に竿燈が進み、祭りの余韻を楽しむことができます。
観覧におすすめの場所
竿燈大通りの中央分離帯に設置された有料観覧席(1席2100円~)がよく見えるのでお勧めです。
ひな壇のようになっているので上の方からは提灯の明かりをゆったりと、下の方の段からは差し手により近いところで手に汗握る演技を鑑賞することができます。
2017年の観覧席販売も5/1から始まっています。
早めの購入がおすすめですよ。
<観覧席チケットの販売>
観覧席予約センター
tel 018-866-9977
fax 018-866-9978
竿燈まつりのアクセス方法
秋田竿灯まつりはJR秋田駅から徒歩10分の竿燈大通りで行われます。
下の地図で青い線で塗られた通りが竿燈が見られる場所(竿燈大通り)です。
本部の場所や屋台の場所も記しておきました。
JR秋田駅までのアクセス方法も載せておきますね。
バスを利用する場合
秋田空港からJR秋田駅まではバスを使うなら、秋田中央交通空港リムジンバスを使って約30分です。
車を利用する場合
秋田自動車道秋田中央ICから秋田駅までは国道62号線を使って約6kmです。
駐車は午後からでも大丈夫です。
無料駐車場が900台ほど、と豊富に用意されているので、15~16時ごろまでに到着すれば停められるはずです。
秋田駅近く、という会場のため、観光客の多くがバスや電車で、地元の方は自転車や徒歩などでの来場が多いです。
20時50分のお祭り終了後も大都市の花火大会のような混雑にはならず21時半頃には平常通りの運転ができると思って大丈夫でしょう。
時間には余裕をもってお昼過ぎには会場入り、暗くなる前に屋台で腹ごしらえの流れが徐々にお祭り気分を盛り上げるのでお勧めですよ。
秋田空港からは約30分で秋田竿燈祭りの会場まで行けますし、秋田駅からも徒歩10分くらいで会場ですので、「これまでお祭りに東北まで行ったことがない!」「秋田の土地勘がない!」という人も比較的行きやすいお祭りなのではないでしょうか。
現地でバスを乗り継いで・・・や最寄駅から何十分も歩いて・・・は初めての場所だと不安ですからね。
お祭りが行われる秋田駅周辺は秋田市役所、秋田県庁もあり、もちろん秋田の文化、経済の中心地ですね。
そのため、竿燈まつり会場近くでもたくさんのホテルがあります。
竿燈大通りに面したホテルもあり、ホテルの部屋にいながら鑑賞できるようなところも!贅沢ですね。
竿燈まつりの宿泊は?ネットカフェ情報も
さて、これから竿燈まつりに秋田県外から参加したい、という場合、気になるのが宿泊情報です。
先ほど、竿燈まつり会場近くにはホテルがたくさんあるといいましたが、やはり祭り期間はどこも満室となります。
皆さん半年~1年前から予約をされているのですね。
先ほど秋田駅周辺のホテルを調べてみましたが、6/1現在で予約可能な秋田駅周辺のホテルは数件ほどでした。
今ならまだ予約は間に合うかもしれません。
6/1時点予約が可能だったホテルの1つを載せておきますね。
残念ながら、予約が間に合わなかったーという方。
秋田駅周辺には24時間営業のネットカフェが4件ほどあります。
以下のページにまとめがありますが、一番近いところだと
コミックバスター アルヴェ 秋田駅東口店 さんで、秋田駅からすぐのところにあります。
★秋田駅周辺のネットカフェ情報
それ以外の3件についても、駅から2キロ程度のところばかりなので、頑張れば歩いてたどり着けると思います。
ネットカフェ利用での宿泊は大変ですが、それでも見たい、見る価値のあるのが秋田竿燈まつりだと思います。
身軽に行ける方はぜひ、ネットカフェ利用も検討してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
秋田竿燈まつりの魅力は伝わりましたか。
秋田の闇夜を彩る提灯の風雅。
暗闇の中を豊かに実った稲穂のような竿燈が揺らめくさまが本当に美しいです。
これまでに東北まで行ったことがない、という方も是非おでかけを検討してみてくださいね。
さて秋田竿燈まつりは場所取りして座って見るのと立ち見、どちらがいいのでしょうか?
秋田竿燈まつりは場所取りはどこがいい?楽しみ方と屋台村のメニューまでの記事におすすめ鑑賞スタイルを書いていますのでこちらも参考にされてみてくださいね。