幻想的に提灯が闇夜に揺れる光景が美しい、、秋田の竿燈まつり。
見ごたえがある、と毎年訪れているファンも多いんです。
このページでは竿燈まつりのおすすめ鑑賞スポットを詳しくご紹介します。
さらに、竿燈まつりの楽しみ方あれこれや気になる屋台のグルメ情報もお届けしますよ。
目次
竿燈まつりの場所取りはどこがいい?
秋田竿燈まつりの場所取りはした方がいいのでしょうか。
有料観覧席が2100円~2600円で事前に購入できますが、すでに売り切れていた、とか購入を忘れていた、という人もいますよね。
有料席は絶対取るべき?
地元の方はなかなか有料観覧席はとらないそうです。
といいますのが、秋田竿燈まつりはパレードのように通りを練り歩くお祭りではないからなんです。
町内、団体が演技をする場所はあらかじめ決まっており、演技が始まるとその場を動くことはありません。
1回の演技は10分~15分、というところでしょうか。
1回目の演技が終わると2回目の演技場所まで移動し、(移動時間は10分くらい)さらにそこで2回目の演技、さらに移動して3回目、という流れで1時間のお祭りは進みます。
したがって、演技者の移動時間に自分も移動して、より見たい団体の付近に移動する、という見物客も多いです。
よって、有料観覧席からだと定点からしか見られないため、「あっちの団体を見たい!」と思っても途中で移動はできないのですね。
さらに運が悪いと、目の前にお囃子部隊の軽トラックが演技の間中陣取る、ということもあります。
有料観覧席のお客さんには差し手(竿燈を持つ人)もさらにいいところを見せよう、とちょっと演技のサービスがあるかもしれませんが、自由に興味のある団体の演技を見たい、という人には有料席は向かないですね。
歩道で見る方が迫力満点、と感じる人も多いようです。
歩道で見ていて竿燈が倒れて落ちてこない?と心配な方。
竿燈大通りにはワイヤーが張り巡らされ、万一竿燈が倒れてきても観客を直撃はしないように、工夫されているので一応は大丈夫、と考えていいでしょう。
立ち見をして移動しながら鑑賞
先ほども書いたように、竿燈まつりは見る人も結構途中で移動するお祭りなんです。
立ち見をしていて、自分が立ち見の列の後ろの方だ、と思っていても見物客は途中でどんどん移動するのであきらめずに見たいポイントで見ていると、いつの間にか最前列にいっていた、なんてこともあります。
場所取りをするなら
場所取りをしてゆっくり見たい、という場合は交通規制の始まる18時前くらいにシートを持って待ち構えているのがいいですね。
交通規制がされて車が通らなくなったところめがけて、という感じです。
でも、19:25頃演技開始なのに場所取りが18時前くらいからでも大丈夫なのは比較的場所取り時間が短くていいですよね。
有名な花火大会などでは、夜の花火のために昼間から暑い中、ずっとシートに座って場所取り、なんてのもざらです。
でも、それだけ竿燈まつりは場所取りがそこまで重要ではないお祭りなのだと思います。
竿燈は少し離れて見ると、本当の稲穂のように趣ある表情が見られます。
差し手の表情が見える至近距離で見るのもいいのですが、遠くからぼんやりと幻想的な風景を眺めるのも素敵ですね。
そういうわけなので、場所取り出遅れた!という場合も全く焦る必要はないんです。
竿燈まつりの楽しみ方あれこれ
鑑賞する場所はわかったけれど、秋田竿燈まつりをどのように楽しめばいいの?
見どころを教えてほしい、という方もいらっしゃいますよね。
一番の見どころは重そうな提灯を上手に持ち上げてバランスをとっている、差し手の方の真剣な表情やまなざしかと思います。
また、すごく上手な方は扇子や傘を差しながら余裕の表情を見せながら竿燈を上げているので、それまたかっこいいですよ。
なんというか、技にその方の生きざまが出るというか、赤い提燈に照らし出された差し手の方たちの横顔は本当にかっこいいんです。
妙技会でうまい町に目をつけておく
毎年、8/4~6に妙技会という競技形式の竿燈の技を競う大会があります。
大体9:00~15:40ごろですが変動があるので最新情報は公式HPで確認してくださいね。
各町内、団体で競い合うので緊張感があり、真剣そのものです。
審査は規定、自由、囃子方の部門があります。
お囃子の審査まであるのですね。
夜は幻想的な雰囲気でいいですが、昼間の大会もまた違った姿が見られて面白いですよ。
この妙技会で受賞した町内、団体は本当に実力のあるところ、ということになります。
そのため、妙技会も見学して強い町内、団体をチェック⇒夜の竿燈の演技でその町内、団体の演技する場所で立ち止まって楽しむという方法もできます。
昼の妙技会で目をつけ、ファンになった町内・団体のところで夜もたっぷり技を堪能、って深い楽しみ方だと思います♪
ちなみに6日が妙技会の決勝で4、5の妙技会は予選であるため、6日の夜以外は優勝のチームはわかりませんが、4日、5日の夜でも会場には勝ち残りチームの掲示(トーナメント表)があるはずですから、妙技会が見られなくても、うまそうなチームを把握することはできそうですね。
ふれあいの時間は恥ずかしがらずに
夜竿燈が終わればふれあいタイムがあります。
この時間に竿燈を持たせてもらって写真撮影をしてもらうこともできるんです。
一生の記念になりますよね。
ファンになった差し手さん(もう、みんなイケメンに見えます!)には恥ずかしがらずに話しかけて、竿燈との写真を撮ってもらうといいですね。
子連れで行くなら
子連れの場合、人気のお祭りに行く場合はどこでも大変ですよね。
竿燈まつりの演技が始まると、ベビーカーなどは竿燈大通りを進むことは困難なので、1本北か南の通りを進んで目的の地点まで移動するといいです。
また、山王十字路のあたりは交差点の幅があり、比較的混雑が落ち着いているので子連れでゆっくり見るスポットとしておすすめです。
休憩をするなら
疲れたら秋田市役所の無料休憩スペースがおすすめですよ。
トイレを使用させてもらえますし、無料の水のサーバもあります。
もちろん冷房がきいていますので、ずっと外にいて疲れた・・・となったときは利用させてもらうといいでしょう。
竿燈まつりの屋台やご当地グルメフェスティバルも見逃せない
竿灯まつりにも、夜のお祭りの楽しみのひとつである屋台が多数出展されます。
屋台村が2か所、さらに「ご当地グルメフェスティバル」という食べ物のお祭りもやっていて、とってもにぎやかです。
一番会場としては大きく、人だかりも多いのが一般車やバスの無料駐車場に近い市役所会場の屋台村です。
秋田の地ビールのお店があったり、秋田名物のB級グルメのお店があったり。
いかにも屋台業者です~、という感じではなく、地元に密着したお店がやっているという感じが素敵で、たくさん回りたくなってしまいますよ。
ご当地グルメフェスティバルもあります。
これは秋田県内のおいしいご当地グルメを集めた屋台で、魅力的なお店がたくさんありますよ。
ご当地グルメフェスティバルの会場は地図中の右から2つ目の赤い印の地点です。
秋田県はご当地グルメで地元を盛り上げよう、との活動がとっても盛んなんです。
2009年に横手焼きそばがB-1グルメグランプリで優勝してから、ますます盛り上がっているんでしょうね。
秋田にはしみじみおいしいものが多いですがご当地グルメフェスティバルに並ぶB級グルメもどれもこれも食べたくなってしまう求心力です!
もう、糖質が気になる・・・とか言ってられません(笑)
おいしいものってどうしてどれもこれも糖質たっぷりなんでしょうか、と叫びたいです!
竿燈まつりの日は普段節制に気を付けている方も、外でおいしくグルメ&ビールを楽しんでみてはいかがですか。
横手焼きそば
終戦直後に屋台のお好み焼き屋さんが考案した焼きそば。
太いストレートのゆで麺を使用しているため、モチモチとした触感がポイントです。
ソースはウスターソースがブレンドされた甘めの味付けでみんなが大好きな味ですよね。
さらに麺の上には半熟の目玉焼きがのっているのが食欲をそそります♪
黄身を絡めて食べるとソースと溶け合って絶品です!
本荘ハムフライ
昭和30年代より登場し、秋田県で子供のおやつや学校給食にと親しまれてきた、ハムが入ったフライです。
由利本荘市で生産された豚、ハムが材料になっている正真正銘の本荘ハムフライもあるんだそうです。
私は普通のハムカツしか食べたことがないのですが、ハムカツってちょっと甘めの味で、郷愁をそそるというかおいしいですよね。
本場の本荘ハムフライもおいしそうです!
かやき
名前からはどんな料理?と想像がつかないのですが、秋田名物のきりたんぽを載せたうどん鍋のようなグルメです。
肉やエビ、山菜なども入っていて、具が豪華です。
きりたんぽが手軽にいただけるのはいいですよね。
夏の暑い中ですが、うどんすきのような熱々のものを頂くとそれもまた、しみじみおいしいでしょうね。
ババヘラアイス
ババ(おばさん)がヘラでコーンの上に盛り付けるアイスだから、という理由でこんな名前だそうです。
ちょっとインパクトのある名前ですが(笑)、盛り付けられたアイスはバラのようで本当にきれいですよ。
おばさん、すごいです。どうやったらこんなにきれいに盛り付けられる技術が手に入るんだろう・・・と思ってしまいます。
ご当地グルメフェスティバルにはステージも準備され、さまざまなパフォーマーの方が歌やダンスで会場を盛り上げます。
普段仕事などで忙しくしているからこそ、昼間からお酒や屋台飯を頂いて、ゆっくりステージを鑑賞して、と楽しむと最高のリフレッシュになりますね。
竿燈まつりは秋田駅近く、ということもあり、仕事帰りの地元のサラリーマンなども多く訪れるそうですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
秋田竿燈まつりは必ずしも場所取りをする必要もなく、離れていても鑑賞しやすい、見る人にも優しいお祭りですね。
ここはぜひ、昼から出かけて妙技会や屋台をたっぷり楽しんでから夜に祭り本番を楽しむ、というスケジュールで半日目いっぱい楽しんでみてくださいね。
ところで竿燈まつりの宿泊場所は決まりましたか?
竿燈まつりとは アクセスや宿泊まで、秋田竿燈まつりの魅力を徹底紹介の記事もぜひ参考にされてみてくださいね。