2歳くらいの子供が急に特定のものしか食べてくれなくなると本当に大変ですよね。
成長すべき時に栄養が足りなくならないか親としては心配しますし、作った料理を食べてくれないのが苦痛だったりもします。
そこで今回は2歳の偏食の時期をなんとか乗り越えた我が家の経験をご紹介します。
目次
2歳の子供が偏食で食べない!
まず、偏食に至るまでと偏食の状況について簡単にお話します。
我が子の場合は、元々苦手な食材はあまりなく、離乳食はいたって順調に食べてくれる方でした。
わりと野菜も肉魚もだいたい食べてくれましたし、卒乳も1歳くらいですんなりできたので問題なし…と思っていたのですが、2歳になる数か月前から「これ食べない」というものが出てきました。
最初は緑の野菜だけだと思っていたのですが、瞬く間に食べられないものが増えて、前は大好きだったしらすや納豆、豆腐もダメに。
食べられるのはほぼ、パンや麺と少しのごはん、トマトとハンバーグ、バナナ、りんご、ヨーグルトくらいになっていきました…
それ以外のものを出すと口に入れてもベーっと出されますし、食器をひっくり返されることも。
時間をかけて作ったものを吐き出されると自分の努力を全否定された気分で、親の私は泣きたい気分でした。(というか実際に泣きました。)
そうなると食事の時間が苦痛になるので、1日3回苦痛の時間がやってくることに。
子供が食べないと少しでも食べてもらいたい、とあの手この手で食べさせようとするので片づけ含めて1時間くらい食事にかかることもあり参りましたね。
(おやつをたくさんあげていた、ということもありませんでした。)
そこで偏食には本当に困ってネットや育児書で対策を調べていました。
親の私は食べることが大好きなタイプで、ごはんを受け付けないなんてちょっと考えられない、と思ってしまい、食べることに興味を示さないわが子の気持ちもわかっていませんでした。
また、偏食の原因の1つに発達障害もある、と知ってからは余計に不安になっていましたね。
2歳の偏食 栄養は大丈夫?
でも、まず偏食で一番心配することは子供の栄養が足りているか、成長に悪影響を及ぼさないかではないでしょうか。
幸いうちの子は身長、体重ともに平均くらいあり、数か月偏食になったからといって特に体重が大きく減ることはなかったのですが。
でも心配になったので熱で病院にかかったときに先生に聞いてみました。
ちょっと私の相談の仕方も悲壮感が漂っていたかもしれません。(当時は本当に悩んでいたので。)
すると、「2歳くらいで偏食になるのは割とよくあること。
心配だけれど、炭水化物やたんぱく質はとれているし、一応トマトやフルーツでビタミンミネラルなどもとれている。
普通は何年も続かないので様子を見て。栄養もそこまで心配しなくてもお母さん、大丈夫ですよ。
でも、無理強いしすぎて食べること自体が嫌なことにならないようにしてあげてくださいね」ということを言われました。
2歳くらいで偏食になる子が多いというのを聞いたのも少しだけ安心しましたし、「期間限定」と考えれば栄養についても悩まなくていい、ということで気が楽になりました。
偏食を改善するための方法
ちょっとだけ気持ちに余裕が出て、食事の時間も前のように1時間かけて食べさせよう、とするのはやめました。
それからは20分強くらいで食事を切り上げるようにしました。
子供が食べられるメニュー中心で
子供のお皿には基本子供が今食べられる物ばかりを並べますが、となりに親のごはんから取り分けた、「今子供が受けつけないもの」も別の器に入れてダメ元で置いておきます。
すると本当に20回に1回くらいですが、気が向いてつまんでくれることも。
味覚に変化が出たのか、それを機に食べられるようになることもありました。
(親のおかずからのとりわけは、基本「子供は食べない」前提なので親の皿によそったものから取り分けるようにするのがポイントです。
でないと自分の規定量のおかずを食べたうえに子供が手をつけなかったおかずも食べることになって私が太ってしまうので…笑)
子供の偏食は結構短期間で好き嫌いが変わることもあるようなので、あきらめずにダメ元でいろんな食材を食べられるようにするといいようです。
「絶対にこれも食べなさい!」ではなく、「これも気が向いたら食べてみてね~」という感じで。
ダメ元で置いているだけなので、食べてもらえなくても気持ちが折れることはありません。(と思いこむようにしました!)
楽しい雰囲気を作る
あとは病院の先生に言われた通り、食事を辛い時間にしないことは気を付けました。
つい、「せっかく作ったのになんで食べないのー!」と怒ってしまっていたのですが、相手はまだ2歳。
まだ2歳なんですよね。
2歳くらいになって自我が発達してきて、これまでなんとなく食べられていた食材の味が、急にはっきりと認識できるようになってまだ混乱しているのかもしれない、と思うことにしました。
上で「私は食べることが大好きで食べられない気持ちがわからない」というようなことも書いたのですが、子どもにとっては食べないというわがままではなくて、「食べたくても食べられない」時期のかな、と。
また食べられる時期が来たら食べられるようになるさ、と思うようになりました。
私の周りでも好き嫌いがすごくある大人の人はほとんどいませんし。
子供もいつかはおむつがはずれるのと同じように、いつかはまんべんなく、バランスよく食べられるようになるはずです。
ですので、ごはんの時間は「食べなさい」というのはやめて、「おいしく食べようね~」「今日のごはんは何かな~」など言いながらとにかく笑顔で。
子どもがあまり食べられなくても責めずに、時間が来たらさっさと後片付けして終了です。
食事作りを手伝わせる
あとは偏食を直す方法としてよく言われているのが、料理を手伝わせるといい、ということですよね。
これは私もいくつか試してみました。
2歳なので料理のお手伝いも危なっかしい年齢。最初は料理の味見からしてもらいました。
「いい匂いしてきた~?ちょっと、お味見してみない?」と台所に呼び寄せ、小皿に取り分けたおかずを一口食べてもらう。
こうすると、意外とテーブルに座って真剣に食べているときよりも食べられることが多かったです。
あとはえんどう豆をさやから外す作業(さやは親が2つに割っておきます)を手伝ってもらったり、切った野菜をボウルに入れる作業をやってもらったり。
うちは包丁を触らせるのがまだ怖かったので、簡単な作業ばかりでしたが、調理したものを「これはさっきむいてくれたお豆だね、おいしくなったかなー」と言いながら親が食べて見せたりしました。
これも「料理の手伝いによって食材を食べさせよう」というよりかは「食材との距離を縮めてあげよう」なんて気持ちでゆるーくやるのがよかったと思います。
あとは買い物中に「どの野菜がおいしそうに見える?」「どの野菜がかわいい?」など聞いて選んでもらったり。
自然に食べ物と触れ合える機会を作ってあげるのがポイントかな、と思います。
半年ほどで偏食が終わった
そんなこんなで悩んだ偏食でしたが、半年ほどすると一時期食べなかったことが嘘のようにほとんど何でも食べられるようになりました。
あまり親が「食べなさい」とは言わない半年でしたが、「よかったらこれ、おいしいからちょっと食べてみる?」とたまにお伺いを立てて口に運んであげるとタイミングが合ったのか、食べられるようになったり、という感じでした。
今では4歳になり、ネギなどの香味野菜を除いて何でも食べています。
一時期嫌いだった納豆も今では「親からの取り分け」は嫌がり、1パックまるごと食べることを要求するようになりました。
また、偏食が続いても幼稚園や保育園に行って、周りが食べているのを見ると自然に食べられるようになった、という話も聞きますよね。
その子なりのタイミングがあるのかな、と思っています。
2歳児がお菓子しか食べない!まとめ
いかがだったでしょうか。
我が家は半年で偏食が終わったのでまだ軽い方だったとは思います。
偏食の時期、お母さんは悩みますし手間がかかって大変なことも多いと思いますが、「いつかは終わる」と思って、その子の成長過程を見守ってあげてほしいと思います。
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