幼稚園ってなんとなく誰でも入園できるものかと思っていましたが、
最近はそうではないですよね。
こんな小さな年齢から抽選や試験でふるいにかけられるなんて…!と親は思ってしまいますが、今回私立幼稚園の抽選に落ちたのでその後のことについて、参考になればと思ってご紹介します。
目次
幼稚園の抽選に落ちた!
我が家は来春に3歳児の学年(年少)となる子供を私立のこども園に入れるべく、9月から活動していました。
うちの市は公立幼稚園は2年保育のところしかありません。
公立もいいな、と思っているのですがいかんせんわが子は5月生まれでだいぶ体力を持て余してきたこともあり、早めに幼稚園に行って集団生活にも慣れてほしい、とのことで、こども園の幼稚園(1号認定)を受けることに。
他にもこども園になっていない普通の私立幼稚園もいくつかあったのですが、どこも小学校でお受験をするような感じの幼稚園だったので我が家にはちょっと合わないかな…とこども園に絞って受けることにしました。
すると3つこども園を受けることに。
今日そのうちの1つのこども園の抽選があったので、当日の流れなどを詳しく書きたいと思います。
早朝に園集合して整理券をもらう
今回受けに行った幼稚園は実技試験、書類審査のようなものはないので10/1の願書受付日に朝7:30から30分間の間に整理券をもらいます。
結構朝早いですよね。
在園児さんもいるのでこの時間なのだと思いますが・・・
当日は朝5時過ぎに起きて準備。
するとごそごそしているからか子供も早起きするので困りました。。
7:35頃園に園に到着して整理券を受け取りました。
受付開始から5分経っていましたが、整理番号は12番。
そんなに言うほどたくさんは来ていないのかな~と思って子供と待合室の席に着きます。
ちなみにこの時は願書や考査料などの支払いはありませんでした。
この園では入園がわかってから願書提出等があるようです。
朝の整理券の配布時には子供が同席していなくてもOK、というところが多いみたいで今回行った園でもお母さんだけが来ている人、お父さんだけが来ている人も結構見ました。
我が家は主人が仕事なのでそういうわけにいかなかったのですが、10/1にいくつか受ける場合はお父さん、お母さん、場合によってはおばあちゃんまで手分けして抽選に行くなんて話も聞きますよね。
待ち時間は30分ほどでしたが子供はじっと待っていられません。
親の緊張をよそに、遊びたがるんですよね。
もっとおもちゃや絵本などを持って行けばよかったな、と思いました。
そして受付終了の8:00になりました。
「あれ、説明会に来ていた人より今整理券もらいに来ている人の方がずっと少ない?これはもしや全員入園できるかも?」なんて思いました。
こちらの園では兄弟優先枠、卒園生の子供の優先枠等あるのでそれですでに10人強の入園が決定しているようです。
すると、「時間になったのでこれから抽選をします。今年は16人来ていただいたので1人補欠の15人を入園確定とさせていただきます」という説明が先生からありました。
「え、1人だけ補欠?」「1人だけ落ちるなんて辛ーい!」とお母さん方がざわざわ。
私は周りに知り合いもおらず、両隣の方も男性だったのでなんていうか、全然話せませんでした笑
私も1人だけが落ちるのは辛いけれど、確率としては7%くらいなので受かる可能性の方がずっと高い!と思って抽選を待ちました。
幼稚園の抽選の方法
でも、抽選の方法が思っていたのとは違いました。
抽選って普通、公正にやるために皆が見ている前で引いたりするじゃないですか。
でも、別室に1人ずつ呼ばれてから個別にの抽選です。
「1番の方来てください!」と言われてから別室に行き、1番の方が受かったかどうか決定してからその場で午後からの面接についての案内があり、1番の人が帰ってから2番の人が抽選部屋に案内される、というシステムです。
これだったら途中で先生たちが意図的にくじを入れ替えたりとかいくらでもできるんじゃない?抽選なのに変わったシステム…と考えていると私には嫌な予感が頭をよぎりました。
実は私、この幼稚園の入園説明会でちょっとおバカな質問を以前してしまったのです。
それが、併願についての質問で他の幼稚園や保育園との併願はどのようにしたらいいのか、というような感じの質問でした。
こんな質問普通しませんよね笑
でも、近所にママ友もおらず、入園の願書受付の手続きはどうすべきなのか、併願をするときは皆さんどうされるものなのかわからなかったので聞かないより聞いた方がいいだろう、と思ってしてしまったのです。
幼稚園も併願が普通だと思っていた、ということもあります。
私の質問への園長先生の答えが「皆さん原則専願で受けますので」ということでした。
でもこんな質問をすれば、私が併願をすることは丸わかりのようなもの。
(何か抽選で落とす理由になりそうなことを園に相談する場合は、口頭ではなく顔の見えない電話ですべきだな、と勉強になりました。)
この幼稚園で誰かひとり落とすなら我が家を落とすのが一番賢いと思われているかも?と思いながら番号が呼ばれたので抽選に行きます。
抽選は段ボール製で手を入れる穴にビニールのポンポンを作るような裂けるテープがたくさん貼ってある簡素なものでした。
そしてくじを引くとすぐに「これは補欠ですね!」と言われました。
まさかとは思っていましたが我が家が16人中1人の補欠?と愕然としました。。
「補欠の方についての説明をします!」と園の先生に言われて「補欠証明書」なるものを手渡されました。
「いやいや、人間そんなすぐに切り替えできないから…」と心の中で思いながら説明を聞きました。
補欠証明書があれば欠員が出たときに繰り上がり入園ができるのですが、補欠の有効期限は10月末までで、それまでに他の園に決まったりして補欠を辞退するときは電話連絡をください、ということでした。
その園は今回受ける3園のうち、第2か第3希望の園だったのですが、やはり落ちてしまうと悲しく、ショックなものです。
そして朝早くから、ちょっとキレイめの服装をわざわざ準備しているし気が張った状態で来ているのに、そのすべての時間を踏みにじられたような悲しい気分に。
抽選がある限り、誰かが必ず外れることはわかっていました。そして今回補欠1番をもらえているのだからまだいいじゃん、というところなのですが説明会から参加していること、いろいろ悩んで願書を書いたことを考えると「今までかけてきたこの時間を返して~」と泣きたい気分になります。。
そして、そんな時に限って子供は「ママどうしたの?」みたいな感じで無邪気に話しかけてくるのがまだ状況をわかっていなくてかわいそうに思います。
先生方の前で、「今あなたはこの人たちに落とされたんだよ!」なんて嫌味たっぷりに言うわけにもいきませんしね。
ほんとは涙が出そうでしたが、一応「ありがとうございました、失礼します」と言って部屋を後にしました。
補欠なら当日の入園の面接も必要がないとのことです。
幼稚園に落ちた帰り道
午後からの面接で何言おう?と思っていたもやもやもなくなって、子供には「ここの幼稚園の入園は難しくなっちゃったんだ。でも、待てて偉かったからいまから公園行こうー!」と少し遠い公園にそのままの足で行きました。
子供は喜んでいました!
でも公園は台風一過のまだ濡れた地面で、願書提出用に、と普段は履かないヒールが砂に刺さる刺さる。
そして、今日は疲れたから私もちょっとご褒美~と普段我慢しているアイスをコンビニで買って帰ったのでした。
CHECK!>>幼児のアイスのおすすめは?市販の選び方と子供用アイスの簡単レシピもご紹介本当に園が併願の可能性を示唆していた私を意図的に落としたのかはわかりませんし、「落ちたからひがんでそう言うだけじゃないの?」と思われるかと思います。
私も、多少くじにはずれたからのひがみがあるんだろうな、とは自分でも思いますが抽選を1人ずつ他の人から全く見えない場所でやり、途中園の関係者しかくじを見られない時間があるということには公正さの面で疑問を感じます。
もちろん、落ちた人と受かった人が顔を合わせないように、という配慮もあるのかもしれないですけどね。
幼稚園の補欠時のお金
ちなみに、今回落ちた幼稚園は抽選で受かると、
入園査定料に2000円、入園準備手数料に2万円ほどを当日支払い、制服などの備品で5万円ほど後日支払う、
というところなのですが補欠なのでそれもとりあえずは支払わなくて大丈夫でした。
こちらの園は第2~第3希望なので、もし第1希望に受かって行く場合はこれらのお金がすべて返ってこないことを考えるとお金の支払いなしで補欠1番をもらえている、というラッキーな状態だといいように考えることにします!
補欠1番の繰り上げは実際にどうなったのか、は後ほどこちらの記事にまとめています。
CHECK!>>幼稚園の補欠は繰り上げされる?合格の可能性はあるものなのか実体験をご紹介
幼稚園の抽選に落ちた場合
というわけで、1つ目のこども園には落ちてしまったので、残り2つのこども園に願書を提出するのみです。
気分的に落ち込みたいところなのですが、やれることをやっていくしかないんですよね。
うちの市を見ている限り、なのですが昔からある伝統的な私立幼稚園だと10/1当日に願書提出、当日中に面接があり、比較的最近できた幼稚園だと10月の最初から願書提出期間が数日~数週間もあり、面接もない(希望者多数の場合は園が抽選する)というところが多いようです。
気を取り直して、残り2園の願書も明日から提出に行きたいと思います。
当たり前のことかもしれませんが、幼稚園も激戦の時代、「確実に希望者が入れます」となっている幼稚園を受ける場合を除いて、複数の幼稚園を候補にあげ、説明会に行っておくことが大切ですよね。
私も正直、3園のうちの1つが家から結構遠いところで、「ここは本当に万が一のために受ける園」と思って説明会に行くのもどうしようか迷いましたが、なんとか都合をつけて行っておいてよかったな、と今思っています。
子供を何年も預かってもらうところですし、受かったはいいけれどどんなところかちょっとわからない、では不安ですもんね。
特に小さい子どもはその幼稚園にある問題、危険なども察知することができないなので、親がきちんと確かめておいてあげたいな、と思います。
幼稚園の抽選に落ちた!まとめ
いかがだったでしょうか。
途中愚痴っぽいところも多くて不快な所もあったかと思いますが、正直な気持ちを書かせていただきました。
幼稚園に落ちると「何で子供を選別されないといけないの!」とやり場のない思いがこみ上げるものですが、ご縁がなかったんだな、と気持ちを切り替えて次に行きたいと思います。
皆さまにもよりお子様に合った幼稚園とのご縁がありますよう、お祈りしています。
こちらの記事では、1園抽選に外れた後、残り2園の幼活はどのようになったのかを時系列で詳しく書いていますので合わせてご覧ください。
おすすめ!>>幼稚園の抽選にコツはある?専願併願を聞かれたらどうする?3園受けた体験談