読書感想文の書き方 中学年編 例文も小学生用があるので1日で書ける!

読書感想文の書き方 中学年編 例文も小学生用があるので1日で書ける!

読書感想文の書き方は毎年悩んでしまいますね。
本を買ったのはいいものの、あまり書く内容がなくて鉛筆が進まなかったり、というお子さんも多いのではないでしょうか。

そもそもまだ感想文用の本も準備していない、という場合もあるかもしれません。
今回は小学校中学年くらいを対象に、読書感想文の書き方のヒントをご紹介します。

原稿用紙3枚分の例文も載せていますのでご参考にどうぞ!
また、もう時間もないのに本もないという方。
本を買わずに借りずに、でもきちんとした方法で今すぐ読書感想文を書く裏技もお教えしちゃいます。

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読書感想文の中学年の書き方は?

読書感想文は毎年夏休みの宿題として出される学校も多いと思います。
低学年のときは原稿用紙2枚くらいだったものが、3、4年生になると3枚 1200字、と一気に1.5倍の長さが求められる、ということも。

読書感想文は基本は感想を素直に書けばいいものの、ただの感想、と思うと「おもしろかった」、「感動した」「悲しかった」くらいしか思いつきませんし、文章が続かない・・・となってしまいがちです。

1200字もいったい何を書こうか困ってしまいますよね。

読書感想文の書き方の親が手伝う方法は読書感想文は親が手伝ってもいいの?低学年のコツと順序を解説の記事にまとめました。
まずはこちらを参考にしていただけたらいいのですが、中学年、高学年のお子さんが書くにあたって、字数を埋めてより深い内容を書くために、おすすめのポイントがあります。

以下の2つの観点で書くと、「文字数が足りないー」と困ることなく、すらすら書けますよ。

①本の内容の背景を調べる
②人に勧めることを想定して書く

この2点について、1つずつ詳しく説明していきますね。

 

①本の内容の背景を調べる

中学年以降の読書感想文の本は、低学年の時に比べ、多少難しくなって自分が全く知らない世界のことについて書かれた本のこともありますよね。
でも、同時に小学生も中学年以降になれば、自分でいろいろなことを調べる力も身についていると思います。

したがって、本を読んでみてわからない、と思ったことや不思議に思ったこと、もっと知りたいと思ったことを調べさせてみてください。
調べるのは図鑑や本、インターネットでもOKです。

どこに知りたい情報がのっているのか子供がわからない場合は、親が助けてあげてもいいですね。

調べることで、「自分はこの本を読んで〇〇については初めて知ったけれど、図鑑で調べるともっとこういうことがあるということがわかった。」などのように知らなかったこと、調べてより本の内容を理解できたことを書くことができます。
これによってより深い感想文になりますね。

調べてわかったことについては事実のみを述べるだけにとどまらず、わかったことに対する自分の考えも書けば完璧ですね。

文の型としてはこんな感じです。
「この本を読んでふしぎだったのは、〇〇のところです。
でも図鑑で調べてみたところ、ぼくが想像していたより〇〇は××であることが分かりました。
なんとその数〇〇、ということです。
そんなにすごい数の〇〇があるなら、主人公が××の場面で〇〇してもおかしくないな、と思いました。」

実際の文を読んでみないとイメージはつかみにくいと思いますので、後で例文で実際にこの「背景を調べる」の例をお出ししますね。

 

②人に勧めることを想定して書く

読書感想文を書こうにも筆が進まない、というお子さんの場合、いい文章を書こうとしていることが多いです。
特に、「作文を書かなくてはならない」と思って難しく考えている場合もありますね。

でも、読書感想文の根源はこの本がおもしろかったから、他の人にも紹介したいというところだと思うんですね。

たとえば、子供の好きなアニメや漫画を例に出し、「このアニメがなんで好きでどこがおすすめなのか言ってみて」と言うと、たいていの子供は言葉でたくさん話してくれるでしょう。

話し言葉なので比較的すらすらと「アニメをおすすめする理由」について話すことはできると思います。
それを後は文にするだけですね。

特に作文に苦手意識のあるお子さんには、「作文だって考えなくても、好きな〇〇のアニメを友達に紹介するときになんて話すか言ってみてよ、読書感想文もそれとおんなじだよ」と言ってあげると比較的すんなりかけるのではないかと思います。

また、読書感想文の本を誰に紹介するのか、紹介しやすい相手を決めてあげることでも紹介文はぐっと書きやすくなると思います。

親に紹介するのか、友達に紹介するのか、先生に紹介するのか、では書き方も変わってきますよね。

読書感想文の例 小学生の中学年編

それでは読書感想文の書き方の例として、2016年の小学生中学年の読書感想文の課題図書になった「木のすきなケイトさん」という本のあらすじと感想文の一例をご紹介します。
中学年用ですが、絵本のような薄い本で、すぐに読めるところがいいですね。
分厚い本を読むのが苦手、というお子さんにもおすすめしたい、素晴らしい本です。

【あらすじ】
ケイトは木などの植物が好きな女の子です。
1860年ごろという、女性は科学を勉強しなくてもよい、とされた時代にあっても大学で科学を学び、カリフォルニア大学初めての女性の科学者として卒業しました。
その後、南カリフォルニアで働くことになったケイトはその町が砂漠であることに驚きました。
最初は先生をしていましたが、途中でやめて園芸家になりました。
乾燥したサンディエゴの土地でも木は育つはずだと思い、友達に無理だと言われても努力を続けました。
その結果、サンディエゴでもどんどん木が育つようになりました。
その後、博覧会がサンディエゴで開かれることになり、ケイトは緑いっぱいのバルボア公園を作って大成功を収めました。
砂漠だったサンディエゴが緑豊かな美しい町となり、ケイトはバルボア公園の母と呼ばれるようになっています。

バルボア公園ってどんな感じ?と思った方は動画でご覧ください。
緑がたくさんの、カラフルな公園ですね。

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欧米の公園って植物園や公園でも建築物がかなり主張しているところが日本とは違う、と思ってしまうところですが。
でも、緑が多くても本にもあったとおり、砂埃があがりやすそうな様子が伺え、乾燥した気候であることは間違いないですね。

では、感想文の書き方の例です。

題名:森をあきらめなかったケイト

ケイトは森をあきらめなかったのですね。
わたしがこの本を読んで一番心をうごかされたのはケイトの自分のしたいと思ったことをやるところです。
ケイトがはくらん会をせいこうさせるまでには、たくさんの大変なことがありました。

まず、ケイトが生きていたのは今から150年くらい前です。
わたしは本を読むまでしらなかったのですが、そのころは女の子は科学の勉強はしなくてもよい、と言われていたのですね。
お母さんとそのことについて話すと、「女の子は学校にも行けない時代もあったのよ」と教えてくれました。
女の子は家のことを勉強したらよい、ということだと思いますがもし好きなことを勉強できなかったらつらいと思います。
ケイトは大学にも行って、初めての女性の卒業生としてその大学を卒業したのでものすごくがんばったのだと思います。
わたしだったらクラスが全員男性というだけでなれなくて通い続けられないと思いました。

また、次は働くときに先生になっても森が好きという気持ちを忘れなかったのがすごいと思いました。
ケイトはぜんぜん木がないさばくの町ではたらいていたのですが、いつも「どうやったらサンディエゴの町でも木や森が育つか」を考えていたのですね。
まわりの人がサンディエゴの公園に木が育つわけがないと思っていても、あきらめませんでした。

そして、とうとう先生をやめて植物を育てる仕事につきました。
このときも友だちにサンディエゴで育つ木を見つけるなんてむりだと言われても、あきらめなかったです。
わたしはこまったらすぐ、お母さんや友だちに相談しますが、難しいといわれるとあきらめてしまいます。
ケイトはなぜこんなにまわりの人に流されずにサンディエゴに木を植え続けることができたのでしょうか。
私はずっと考えていました。

その答えは、ケイトはさばくのようなかわいた土地でも育つ植物があることを勉強して知っていた、ということだと思います。
知っている、ということは大切なことなのだと思いました。
正しいことを知っていればまわりの人に反対されたとしても、あきらめずにやっていけます。
ケイトはさばくが持っている、いのちをはぐくむ力を知っていたとありますが、ケイトもさばくの土に力強く根っこをはる植物のように時間をかけて町をかえていったのだと思いました。

わたしも、この夏休みは本当にあつかったですが、木かげに行くとすずしい風がふいて、いつもほっとしました。
さばくの町に森をつくる、ということはたいへんだったと思いますが、みんなの役にたっています。
さいしょにやる、ということはいつもたいへんですがケイトは森が大すきだったのでできたのだと思います。
すきなことをやってみんなの役に立つ、そんな人にわたしもなりたいと思いました。
(1170字)

いかがだったでしょうか。
上でご紹介した「背景を調べる」という方法は文章の最初の方、
「お母さんとそのことについて話すと、「女の子は学校にも行けない時代もあったのよ」と教えてくれました。
女の子は家のことを勉強したらよい、ということだと思いますがもし好きなことを勉強できなかったらつらいと思います。」の部分で書きました。
この例では図鑑やインターネットは使用していませんが、年上の人に聞くことによって小学生の疑問から当時の時代背景への理解を深めることができています。

上の例はあくまで一例ですが、参考になるところはしてもらって(全文コピーでなければ真似してもらっても大丈夫です)、まずは読書感想文を書き出してみてくださいね。

 

読書感想文を1日で書くには

えさて、読書感想文を書けそうな気がしてきたけれど、まだ本も用意していないという方もいますよね。
本はすぐに買ってきたらいいのですが、本屋さんがめっきり減った昨今、本屋さんに行くのも大変です。
(我が家の最寄り駅近辺には本屋さんが全くありません!コンビニに雑誌があるくらいです。)

本を準備していないけれど、すぐに読書感想文を書かなければならない、という差し迫った状況の方におすすめなのが青空文庫です。

青空文庫とは、著作権の切れた本をネットで公開し、無料で誰でも読めるようにと考えられた活動です。
パソコンやスマートフォンがあれば今すぐ読むことが可能な、ありがたいサービスなんです。
ボランティアの方たちによって支えられている活動なんですよ。

著作権の切れた作品なので、昭和以前の作品となり、難しめの文学作品も多いですが小学生でも読めるものもたくさんあります。

読書感想文で使えそうな本がないか、こちらから検索してみてください。
★青空文庫HP

とはいっても、青空文庫にありそうな本がそもそもわからない、という場合も大丈夫です。
おすすめなものをあげてみますね。

グリム兄弟 星の銀貨
グリム兄弟 かえるの王様
フランセス・ホッヂソン・バァネット 小公女
芥川龍之介 蜘蛛の糸
宮沢賢治 セロ弾きのゴーシュ

日本人の作品でも、文語(昔の言葉)で書かれているものは小学生には読みにくいので、あえて外国の作品を訳したもの、というのも読みやすいかもしれません。

2016年の8月の作品別アクセスランキングもあるので読書感想文で使えそうな作品がたくさんランクインしていますよ。
本をまだ読んでいない、という方もまずは親子で本を選ぶところから始めてみてくださいね。
また、本を買って読んではいるけれど感想が思いつかないという場合も無料なので青空文庫の本で書きやすいものはないか、のぞいてみてはいかがでしょうか。

大丈夫です、1日あれば読書感想文はかけますので
読書感想文は親が手伝ってもいいの?低学年のコツと順序を解説
読書感想文の書き方 低学年の例つき 書き出しと終わりのアイディアも満載
のページもどうぞ参考にされてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
小学校中学年の読書感想文の書き方の一例を2016年の課題図書の場合でご紹介しました。

また、今すぐネットから無料で本が読める青空文庫も大変便利ですよね。
読書感想文は大変ですが、ぜひ楽しみながら本を読んでみてくださいね。

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他にも読書感想文の書き方はこちらのページにまとめています。
⇒読書感想文の書き方 早く終わらせるための 本の選び方から例文まで
例文や文字数の膨らませ方など、きっと参考になりますよ。