花火大会やお祭りなどのお出かけで1日浴衣で出歩くと、下駄や草履なども思いのほか汚れているものです。
そこで今回はゆかたの下駄のお手入れの方法と汚れや底のすり減りに対処して来年もきれいに履く方法についてご紹介します。
目次
浴衣の下駄や草履の手入れはどうする?
浴衣でのお出かけは夏の暑い時期なので、思った以上に下駄や草履も汚れているものですよね。
特に、下駄は裸足で履くものなので土埃以外にも足の脂や汗などもどうしてもついてしまいます。
おでかけから帰ったらできるだけ早く汚れを取るようにしたいものです。
①土埃や泥などを払う
まずは靴用ブラシなどで土埃をきれいに払います。
下駄の裏はもちろん、台の側面も忘れずにはらうようにしてください。
②濡れたタオルで拭き取る
次に手ぬぐいやタオルなどを濡らして固く絞り、台の上の面や側面、鼻緒の内側などをよく拭き取ります。
(水分が多いタオルだと下駄がシミになるかもしれないので注意です。)
特に鼻緒は足の汗を吸い取っていることも多いので忘れずに。
タオルを平たくたたんで鼻緒の下に滑らせれば、取りにくい部分の汚れもきちんと取れます。
③風通しのいいところで陰干し
その後陰干しして、しっかり乾いたのを確認してから収納すればOKです。
湿気の少ないところに収納してくださいね。
汚れに対処すれば来年もきれいに履ける
下駄の汚れは簡単に対処できますが、浴衣でのお出かけ後は疲れていて、浴衣を脱いでお風呂に入るだけで精いっぱい…なんてことにもなりそうです。
ただ、面倒でもすぐにメンテナンスしておけば簡単に汚れをオフできて来年もきれいに使うことができます。
(時間が経つと泥汚れや脂汚れが取れにくくなってしまいます。)
白木の下駄は足の跡が付くので足袋が必要
また、白木でできた下駄は夏に爽やかで、
焼きや塗りの下駄が多い中、抜け感もあってとてもおしゃれに見せてくれるものですが素足で履くと皮脂汚れが跡になってしまうことは避けられません。
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白木の下駄をお持ちなら、足袋やレースたびを履くことが大切です。
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白木の下駄は無垢の仕様のものが多く、一度汚れがついてしまうと、最悪サンドペーパーをかけないときれいになりませんので注意が必要です。
底のすり減りはこうメンテナンスする
そして下駄や草履などは何回も履いていると、靴と同様底のすり減りが気になってきます。
下駄を履きなれていない場合だと、歩くのが大変で負荷がかかるので、すり減りが思っていた以上に早い…なんてこともあります。
そんな時は下駄の裏についているゴムがまだ残っているうちに、履物屋さんで修理してもらうといいです。
(通常1000円もあれば修理してもらえるはずです。)
普通のショッピングセンターなどにある靴や鍵の修理店では下駄の修理はしてもらえないことが多いので、ちょっと面倒ですが近くの下駄、草履などの履物屋さんを探してみてください。
減りがゴム部分で収まらず、木の本体までくると修理代が高くなるので、こまめに下駄の裏をチェックするようにしたいものです。
また、「下駄はゆかたにセットでついている安いものだから、そこまで修理にお金をかけたくない」「自分で簡単にメンテナンスしたい」という場合は、
こういったかかと修理剤を使うのも1つの方法です。
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↑こちらはスニーカーや革靴の底などに本来使うものなので、下駄用ではないのですが、安く自分で修理したい、という用途に自己責任で使ってみてください。
私も下駄のゴム底のちょっとした修理に活用しています。
1本あれば、スニーカーやパンプスのちょっとしたソールの減りにも対処できるので重宝しますし、お金の節約になりますよ。
浴衣の下駄や草履の手入れはどうする?まとめ
いかがだったでしょうか。
浴衣の下駄の簡単なお手入れ方法についてご紹介してきました。
ぜひ適切なメンテナンスをして、綺麗を保ち、来年も美しく着用したいものですね。
こちらの記事では浴衣本体を着用後にきれいにする方法をご紹介していますので合わせてご覧ください。
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