秋のお楽しみといえば、やっぱり紅葉ですよね。
奈良は歴史のある街なので紅葉が美しい神社仏閣がたくさんあります。
その中でもおすすめなのが桜井です。
見ごたえのある談山神社に長谷寺に、魅力をたっぷりお伝えします。
目次
奈良の紅葉は桜井市がおすすめ
歴史のある街、奈良の中でもひときわ歴史が深いと言われているのが桜井市です。
大和王権の中心的な地域であると考えられ、古墳も残っています。
そんな桜井市は普段から訪れるべきスポットが多くあります。
山野辺の道や日本最古の神社の一つであると言われている大神神社なども有名ですね。
しかし、紅葉の時期にぜひ訪れてほしいところが2つあります。
それは大化の改新の談合の場として有名な談山神社と花の御寺との評価が高い長谷寺です。
どちらも見どころたっぷりな寺社ですよ。
それぞれのご紹介の前に、桜井市へのアクセスについて簡単に見てみましょう。
奈良県桜井市に公共交通機関でアクセスするなら近鉄電車が便利なのですが
JR大阪駅からなら途中鶴橋で乗り換えて1時間程度で近鉄桜井駅に着くことができます。
また、JR京都駅からなら大和八木駅で乗り換えて近鉄桜井駅まで、こちらも1時間程度です。
桜井市というと奈良の南の方にあるから遠いのでは?と思う方もいらっしゃるかと思うのですが、京都や大阪から1時間で行けてしまうのですね。
実は桜井市は奈良県の中部に位置し、また近鉄桜井駅は急行も止まるため、アクセスに便利な場所なんです。
それでは次から談山神社と長谷寺について1つずつ見ていきましょう。
奈良の紅葉は談山神社がおすすめ
談山神社といえば、中臣鎌足と中大兄皇子が大化元年(645年)に大化の改新の談合をこの多武峰で行い、後に「談い山(かたらいやま)」と呼ばれるようになったことからその名がついたと言われています。
境内には木造でなんと現存は唯一の十三重の塔と楼門などの社殿が配されています。
約3000本の紅葉が見られる情景は絶景で、その美しさと雰囲気から「関西の日光」とも呼ばれるほどなんです。
また、例年ライトアップも夜間に行われ、神秘的な風景が楽しめると人気を博しています。
談山神社の見頃
11月上旬から下旬です。
サクラやイチョウ、カエデなど約3,000本が見られます。
今日は雨
昨日良いお天気に誘われ談山神社へ
紅葉の盛りは少し過ぎてたけどきれいだった🍂🍁 pic.twitter.com/Dlkzx1pf7y— 真奈 (@24ECRI) 2016年11月27日
桜井市多武峰319
電話:0744-49-0001
拝観時間 8:30~17:00
(最終受付 16:30)
休日なし
駐車場:無料300台
アクセス:近鉄桜井駅より奈良交通バス談山神社行きで約25分。終点から徒歩3分。
拝観料:600円
貴重な十三重塔
十三もの屋根がびっしりと重なった様は実際に目にするとその重厚感、豪華さに驚きますよ。
日本唯一の木造十三重塔です。
高さは約17mもあり、談山神社といえば十三重塔、というほどに有名です。
神廟拝所の拝観
祭神の藤原鎌足像や東大寺南大門の金剛力士像でも名高い運慶の作品と言われる狛犬などが内部に祀られています。
19時まで拝観可能です。
アクセスはバスの時間に注意
談山神社は近鉄桜井駅から遠いため、バス利用が必要です。(桜井駅南口~談山神社間で490円)
多武峯線というバスの路線なのですが、1時間に1本程度(もしくはそれより少ない)しか便がないため、注意が必要です。
ライトアップを見られる場合、帰りのバスを逃すことのないようにご注意くださいね。
例年、11月の紅葉シーズンには臨時バスが出るそうです。
また、駐車場が300台もありますが、紅葉の時期には混みあうようです。
⛩談山神社⑷🎖🎖🎖
談山神社は秋の紅葉の時が有名で、シーズンは周辺が大渋滞となります。かなり大きな駐車場ですが秋にたどり着くのはかなり厳しい。電車の場合は桜井駅で降りて談山神社行きのバスに乗ります。電車は本数的にJRより近鉄の方がいいでしょう。 pic.twitter.com/fNJ4K1n7rbスポンサーリンク
— Shrine Master (@MasterShrine) 2017年7月30日
夜間ライトアップ
例年11月後半の約2週間、拝観料600円にて日没~20:00までライトアップ。
最終入場は18:30までであるため注意が必要です。
19時からは境内の庭のみ立ち入ることができます。
おすすめの鑑賞スポット
実は談山神社はお向かいの多武峰観光ホテルのレストランのテラスから紅葉を鑑賞するのがおすすめです。
もちろん注文が必要なのでお金がいりますが、喫茶利用でも大丈夫ですので鮮やかな紅葉をながめながらほっと一息、はどうでしょうか。
知る人ぞ知る談山神社の鑑賞スポットのご紹介でした。
そのほかにも談山神社の口コミや周辺情報はこちらからチェックできますよ。
楽天たびノート【談山神社の口コミ】
奈良の紅葉は長谷寺も美しい!
桜井といえば、こちらも有名なのが長谷寺です。
長谷寺は季節ごとに美しい花の鑑賞が楽しめることから「花の御寺」と呼ばれています。
春は桜や牡丹、夏はアジサイや百日紅、秋は彼岸花や桔梗、冬は椿や梅など、書き出すと切りのないくらい、さまざまな種類の花が咲きます。
そのため、女性に人気の高いお寺ですね。
なんと長谷寺はあの紫式部や清少納言も訪れたと言われています。
仁王門から本堂へ続く399段もの登廊が有名です。
また、国宝に指定され、2015年に修理を終えたばかりの本堂の外部隊からは五重塔と紅葉に染まる絶景を見渡せます。
長谷寺の見頃
11月中旬から12月上旬です。
カエデなど約600本が見られます。
桜井市初瀬731-1
電話:0744-47-7001
拝観時間:
8:30~17:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~11月・3月)
9:00~16:30(12月~2月)
ただし特別拝観時は~16:00まで
休み:なし
拝観料:500円
駐車場:70台 (500円/1日)
アクセス:近鉄長谷寺駅より徒歩15分
長谷寺駅について
近鉄長谷寺駅は先ほどご紹介した桜井駅の2つ東の駅で、準急が停まります。
本堂外舞台
2015年に修理が施され、より美しくなりました。
張り出した舞台から境内の紅葉を眺めると時のたつのも忘れてしまいます。
西の方には紅葉を背負った純和様式の五重塔も見られます。
長谷寺の五重塔は新しい
1954年建造の戦後日本初の五重塔です。
明治時代に落雷で焼失したものを、戦没被災者慰霊のために復興されました。
登廊を登らないと本堂には行けない
長谷寺の大変有名な登廊ですが、想像以上に登るのは大変です。
私は大学生の時にも行ったことがあるのですが、399段という長い階段を登るのは若者でも苦労した記憶があります。
でも、ご年配の方もたくさん登られていました。
ぜひ歩きやすい靴で行かれることをおすすめします。
五重塔に行くまでには、さらに別の階段を登る必要があります。
周辺の食情報
長谷寺の門前参道街には奈良名物のにゅうめんと柿の葉寿司のセットが頂ける食堂や草餅屋が何軒もあります。
素朴な奈良グルメでほっと一息つくのも楽しいですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
奈良の紅葉というとまずは奈良駅周辺を思い浮かべる方も多いと思うのですが、桜井の方にも素敵な名所があります。
今回ご紹介した談山神社と長谷寺はどちらも絶景なので、足を延ばしてぜひお出かけくださいね。