今回は、2017年8月5日になら燈花会の初日に参加したので、それについて詳しく書きます。
なら燈花会の2017年の混雑状況、見どころ、新デザインになったと楽しみにされている春日野園地会場などの回り方、等写真たっぷりでお伝えできればと思います。
なら燈花会の混雑状況は?
今回は奈良燈花会の初日に参加です。
2019年は8/5(月)~14(水)の19時~21時45分に行われますよ。
燈花会の会場をずーっと見て回ったので、そのルートや混雑状況を時系列でお伝えしますね。
どのくらいの人出があるのか、やっぱり気になりますよね。
なお、このページの最後に地図とルートで巡った場所をまとめますのでぜひ参考にされてくださいね。
18:45 ①近鉄奈良駅
まず近鉄奈良駅からスタートです。
奈良駅は人がいつもよりは多かったですが、混雑で進むのに時間がかかるってことは全くなかったです。
近鉄奈良駅には西改札口と東改札口があるのですが、バスに乗る方は西改札口、歩いて会場まで行く方は東改札口を利用するとスムーズです。
私は東改札口を使ったのですが、改札を出てすぐのところに臨時の案内所があり、なら燈花会のパンフレットを頂きました。
このパンフレットには詳細の大きな地図があったり、近隣の飲食店のお店情報、クーポンがあったりで情報ぎっしりでした。
ぜひ頂いておきましょう。
それと帰りの21時ごろはほとんどの奈良駅の土産物屋さんはしまっていたので、何か買う予定のある方は先に買っておくことをおすすめします。
東改札口を出てすぐのところに大きなお手洗いがありました。
女性の方で10人くらい並ばれていましたが、回転率がよく、1分もしないうちに順番がまわってきました。
なら燈花会の会場につく前にここで一度すませておくのがおすすめです。
18:50 ②行基さん像前
奈良人の待ち合わせスポットである行基さんの前の写真です。
やっぱりいつもより人はおおいですが、待ち合わせ困難ではないですね。
奈良燈花会は花火大会みたいに一斉に始まって一斉に終わるイベントではないのが混雑が集中しなくていいんでしょうね。
こちらの行基さん前に大きな燈花会の地図の看板が立っていました。
東向き商店街の入り口を右手に見ながら、目の前に広がる坂を東に上っていきます。
この辺りは歩道もすごく広くて歩きやすいです。
県庁ほのあかりの宣伝の旗が。
ほっこりしたタッチがかわいらしいです。
県庁ほのあかりは最後に見に行くことに。
街路樹も燈火で照らされています。
19:00 ③興福寺会場
行燈で「興福寺会場」と。
奈良県庁た左手に見えるところの手前を右手に曲がります。
案内があるので分かりやすいですね。
19時ではまだ辺りは明るかったです。
興福寺の五重塔です。
まだ日があっても燈火は美しいです。
興福寺の中金堂平成再建工事がされていました。
1717年に焼失されてからは本格復興はこれまでなかったとのことです。こちらも復興が楽しみですね。
鹿せんべいをあげている様子。
鹿が燈火をまたいでいて、自然に燈火となじんでいる感じですね。
興福寺の前の燈火はランダムに置かれている、という感じで数も多くはなかったです。
でもこちらは立派な文化財がたくさんあるのでこれで十分楽しめます。
なら灯篭会の会場としても、近鉄奈良駅から歩くと一番手前にある会場です。
まだまだ燈花会としての盛り上がりはこれから、という感じですね。
19:10 ④猿沢池と五十二段階段会場
ぶれぶれですがこちらの五十二段階段会場を降りていくと猿沢池につきます。
猿沢池もなら市民の憩いの場なんですよね。池の中の亀を見ていると癒されます。
暗いとさすがに亀は見えなかったですが。
あまりにひどい写真ですが。
猿沢池の柳の木は緑にライトアップされていましたね。
五十二段階段はこんな感じ。
五十二段階段を降りたところからの五重塔のライトアップ。
やっぱり美しいですね。
ここから三条通をどんどん東に歩いて浮見堂会場を目指します。
この三条通は特に通行止めになっていなかったのですが、車がほとんどいなかったため、道路にはみ出している方も多かったです。
あまり車が来ないと思っても、危険ですので歩道を歩くことが大切です。
途中一ノ鳥居がありましたよ。
19:15 ⑤一ノ鳥居
一ノ鳥居の手前にある菊水楼さん(割烹料理屋さん)の建物が美しかったです。
鳥居の奥に少し屋台が見えますよね。
⑥にぎわい縁日
一ノ鳥居を入ったところです。
あまり写っていませんが左手に屋台が多数並び、にぎわい縁日と地図で書かれた場所になります。
にぎわい縁日が見えてすぐのところに浮見堂会場に入る右曲がり角があるのでにぎわい縁日は全然見られずでした。
でも、時間がある方はにぎわい縁日をしっかり見てから浮見堂会場に行くといいですね。
一度浮見堂会場に入ると一方通行のところもあってのどが渇いても引き返したりはできないので。
19:30 ⑦浮見堂会場
浮見堂は圧巻の美しさです。
鷺池をぐるっと燈火が照らし、その光が水面にたなびいています。
こちらの鷺池ではボートも乗れるんですね。
ボート情報などは⇒なら燈花会でデート!一客一燈もおすすめ!浴衣率は?2017年レポ写真つきの記事をご覧くださいね。
19:45 ⑧浅茅ヶ原会場
浮見堂会場の池をぐるーっと進むと、浅茅ヶ原会場の入り口が見えてきます。
浮見堂会場からは階段が二手に分かれており、どちらから行っても浅茅ヶ原会場に行けます、との案内でした。
竹細工が見事です。
こんな風に順路は示してくれていますし、人も多く立ってくださっていますので迷うことはあまりないです。
放射線状に並んだ燈火もきれいでした。
ここから順路のとおり、少し細い道を進んで、東大寺南大門へと続く道を進みます。
この辺でも大きな交差点である大仏殿交差点では交通整理が行われており、臨時で斜め横断が可能になっていました。
私はここで左に曲がって(西に進んで)奈良国立博物館前会場に行くのを忘れてしまいました。
お土産物屋さんの明かりに目を奪われた感じでしょうか(笑)
全会場制覇したい方は、大仏殿交差点で西に曲がるのをお忘れなくです。
大仏殿南大門へと続くお土産物屋さんの通りに屋台が出ていましたね。
このあたりのお土産物店もかなり新しく、きれいなところも増えたように思います。
お土産物屋さんでも店頭でソフトクリームやかき氷、フラッペなどを売っていました。
20:00 ⑨東大寺南大門前
東大寺南大門です。
ライトアップされていますね。
この先の東大寺鏡池会場も8/13、14は燈火の会場となるとのことです。
20:10 ⑩浮雲園地会場
南大門を見たあとは来た道をまっすぐ引き返して大仏殿交差点まで戻り、浮雲園地会場に行きました。
浮雲園地にはカラフルな燈火もあり、楽しめました。
木がライトアップされたところも。
20:20 ⑪甍会場
こちらでは屋台がたくさん出て、ゆっくり座って飲食ができます。
人は多かったですが、混みこみではなかったですよ。
屋台のレポートは
⇒なら燈花会を満喫!一客一燈もおすすめ!浴衣率は?2017年レポ写真つきの記事に詳しく書いていますのでこちらをご覧くださいね。
また、一客一燈もすごくよかったのでぜひこちらの甍会場で体験されてくださいね。
甍会場にはイルミネーションの光の回廊もありました。
なら燈花会の春日野園地の新デザインは?
20:40 ⑫春日野園地会場
圧倒的なスケールに驚く春日野園地です。
なら燈花会のクライマックス、というにふさわしい風景です。
本当に、燈火の中に迷い込んでしまいそうな錯覚を味わえますよ。
一つ一つの燈火はカップにともされたろうそくの光です。
写真ではこのすばらしさ、伝わらないのでぜひ会場で体感してくださいね。
21:00 おまけ ⑬県庁ほのあかり
帰りに県庁前の通りを歩いていると、右手に県庁ほのあかりが。
こちらは奈良市の特別支援学校の方が作られた燈火だそうです。
こちらも本当にきれいでした。
ぜひ、2階や屋上から眺めることをおすすめします。
2階は階段で上ることができ、さらに奈良県議会の議事堂にも入らせてもらえましたよ。
屋上は行きませんでしたが、エレベーターで行かせてもらえるそうです。
奈良県庁でもお手洗いなど、解放されていて休憩が可能でした。
なら燈花会の見どころを知りたい!
なら燈花会の見どころはどこでしょうか。
手作りのあったかさ
なら燈花会を作り上げるために参加されるボランティアの方の人数を知っていますか。
何と各日300名です。
ボランティアの方の手によるの燈火の光は本当に優しく、奈良公園一帯を照らしてくれてほっこりしますよ。
イルミネーションでは決して出せない、手作りの暖かさだと思いました。
文化財とのコラボレーション
これも奈良ならではですが、文化財ときれいに融合した光が見られるのが奈良灯火会ですね。
特におすすめなのが上でも書きましたが興福寺の五重塔を五十二段階段から見上げたところ、浮見堂会場です。
1000年以上の時を経た文化財だからこそ、ひかえめな燈火がしっくりとくるのかもしれません。
燈火のさざめき
なら燈花会をきれいにカメラに収めるのは難しいんですよね。
本当に写真で見るより実物を見た方が10倍はうつくしいです。
それは光が強くないから光量が足りないから、などが理由になるとは思うのですが。
なぜ実物の方が燈火は美しいのか、今回春日野園地でじっと考えていました。
それは燈火がゆらめく炎でできており、炎は生きているかのようにさざめいて動くからなんだな、と思いました。
春日野園地の燈火のスケールのすごさは先ほども書いた通りですが、燈火をぼーっと見ていると、一つ一つが呼吸しているように、瞬きしているように動いているのがよくわかります。
それは1つ1つの光が共鳴しているかのよう。
燈火ならではのさざめきを会場でぜひ感じてみてください。
来年またこの燈火を見に来られるだろうか、そのとき私は今年の自分より何か進歩できているだろうか、などといろいろ考えながらぼーっとして癒されました(笑)
なら燈花会の所要時間はどれくらい?
所要時間は2017年の8/5(土)に近鉄奈良駅から一通り奈良国立博物館前会場以外の会場をすべて回り、さらに近鉄奈良駅に着くまで2時間強くらいでした。
まだ会期初日だったのですいていたこともあり、短めの時間でまわれた、とは思います。
また、2019年も8/13、14なら東大寺鏡池会場も見られますし8/14なら春日大社参道会場も見られます。
会期終盤に行かれる場合はもう少し時間がかかる、と思って余裕をもったスケジューリングをおすすめします。
春日野園地会場など奥の会場からの帰りはバスを使ってもいいですね。
今回巡ったルートを地図にしてみました。
オレンジ色の地点が燈花会の会場で、赤紫色のところがそれ以外のスポットです。
なお、当日は必ず主催者の方の指示に従ったルートを進むようにしてくださいね。
私が行ったルートを書いてみましたが、脚が強く、結構歩けるという人は特に事前に計画しなくても道に示された順路に従い、近鉄奈良駅から近い順に燈花会会場を巡るのがいいと思います。
順路は丁寧に示され、人も立ってくれているので迷うこともないですよ。
私は結構普段から歩いている方で、スニーカーで行ったので全く問題なかったですが、歩きなれない方はこの距離をすべて歩くのは大変かと思います。
たくさん歩くのは大変、という方はぜひおすすめ会場を紹介したこちらの記事をご覧くださいね。効率的に回る方法を書いています。
CHECK!>>なら燈花会の人出はどのくらい?おすすめ会場はどこ?屋台は出るの?まとめ
いかがだったでしょうか。
8月5日になら燈花会に行ってきましたが、初日ということもあり、人出は比較的少なめな印象でした。
周りの方も、「去年最終日に来たときはすごく混んでいたのに今日は大丈夫だ」などと話している方もいらっしゃいました。
なら燈花会、とっても素敵ですのでおすすめです。
写真ではうまく伝えられない燈火のあったかさをぜひ、現地で感じてみてくださいね。
さて、こちらの記事も2017年のなら燈花会レポートです。
デートで行かれる場合のおすすめスポットについてまとめていますよ。
CHECK!>>なら燈花会でデート!一客一燈もおすすめ!浴衣率は?2017年レポ写真つき