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保育園で時短勤務はずるい?理解されるための働き方のコツと気の持ち方

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同僚などの周囲から何らかの視線を感じ、保育園に子供を預けて時短勤務をするのはずるいと思われているのかも、と不安に思っているあなた。

子供がいれば問答無用で帰らせてもらう時も多いですし、悪いなと思っても正直どうしようもないのも事実ですが、どうせなら気持ちよく働きたいものです。
周りの方に少しでも理解されるにはどうしたらいいのでしょうか。

そこで今回はずるいと思われているかもと思ったときにできる、理解されるための働き方のコツと気持ちの持ち方についてご紹介します。

  

保育園で時短勤務はずるいと思われている?

子供を預けて会社で働くお母さんは、どうしたって他の同僚に迷惑をかけながら働くことになりますよね。
あからさまに「あなたは時短勤務でずるいですよね」と言ってくる人はいなくても、「なんで私ばかり時短勤務者の穴埋めをさせられなければいけないの?」と思っている人はいるんだろうな、と思うことはあったり。

以前私が子供が産まれる前に働いていた時ですが、派遣社員の方が「時短勤務の正社員の人は早く帰るのに責任を派遣に押し付けられていいよね。派遣の方が長い時間働いているのに派遣社員っていう立場は変わらないまま」みたいに陰で話していたのを聞いてしまったことがあります。

また、悪気はないのでしょうが「〇〇さん、もう帰れるんだよね、いいなー、自分は今日も遅くまで残業だわ」みたいに言われたこともあります。

さらに、これは私の会社ではありませんが、女性同士でも「結婚して子供がいると、子供での理由は絶対的に受け入れられるからいいよね。周りは協力しないと悪者になっちゃう」と同僚女性社員に言われたという友人もいます。

⇒時短勤務で負担は減るの?給料はいくら?周りから理解はされる?の記事でも書いた通り、自分自身は時短勤務になって肉体的な負担は減ったな、というのは十分に感じているので本当にありがたく思っていますし、だからこそ周りにずるい、という感情がほんの少しでも生まれてしまうのはしょうがない、と思っています。

でも、拘束時間が減っても求められる仕事の質や結果は大きく減らされていない(それなのにお給料はしっかりカットされている)、と感じるときは多いので、「周りからうらやましがられるほど時短は割が合わない」と思うことも多いです。

また、時短勤務はずるいと言われてしまっても、実際子供が熱を出したら、たいていのお母さんは仕事を休まないといけないのは事実です。
「自分だって休みたくて休んでるんじゃない」、とか「休んだ分は昼休みや休日出勤で穴埋めしているのに」と思ってしまうのですが、子供の非常事態では問答無用で帰らせてもらえるのは事実。

おすすめ!⇒時短勤務の残業は強制可能?昼休みまで業務?保育園の延長料金のリアル

やっぱり、仕事に対しての責任が時短勤務の人は少ない、と思われていたり、時短勤務だときっちりお給料はその分カットされていることをよく知らない人に「ずるい」と思われやすいのでは、と思っています。

その立場にならないとわからないことがある

でも、いろいろ書いてみて思うのが、「時短勤務はずるい」と思っている人にこちらの立場を完全に理解してもらうというのも無理、という話なんだろうな、ということです。

時短勤務といえど帰ったらこんなに休憩する暇もなく家事育児しているよ、ということや子供が寝てから勤務時間に終わらなかった仕事を片付けたりしているよ、ということ。
そういったこと一つ一つは子供を持って時短勤務をしてみないとリアルには見えてこないことばかりだと思います。

私も実際、子供が産まれるまでは子供はもう少し自分の言うことを聞いてくれるとおもっていました(笑)
でも、子どもとの生活は思っていた以上に大変でいろいろ手間がかかります。

ですので、実際に経験しないと、その立場になってみないとわからないのはしょうがないんだろうな、ということです。

そして逆を言うと今自分の時短勤務のフォローをしてくれている人も、私に言っていないだけで大変な思いをしていることがきっといっぱいあるのでは、と想像します。

「〇〇さんが帰った後に、〇〇さんの作った資料のミスがあったので修正して印刷し直しておいた」
「〇〇さんは通常業務が忙しそうなので雑務は適当にその場にいる人だけで片付けた」
などなど、自分がいないことで周りがやってくれていること、でもわざわざ言うのも恩着せがましいので言っていないということがたくさんあるんだろうな、と想像します。

そういった意味で、やっぱり

・時短勤務の大変さは皆に理解されなくて当たり前
・同僚は私の知らないところで自分のフォローをしてくれている

という風に思っておいた方がいいのかな、と思います。

ずるい、と思われても「時短勤務の大変さはやってみないとわからないのだからずるいと思われるのが普通」、ととらえていれば変に期待することもないですし、もし理解ある言葉をかけてもらったら、「本当にありがたい」と感謝することができます。


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心が折れそうでも働き続けるには

また、周りにずるいと思われているんだろうな、という環境で働く場合、どうしたって心が折れそうなときがありますよね。

そんなときでも働き続けるポイントは以下の点になるのかな、と思います。

①自分のフォローをする人が楽にできるよう工夫する
②大げさなくらい感謝を伝える
③長い目で見て同僚にお返しをする
④子供を育てて社会全体に還元すると考える

1つずつ見ていきますね。

①自分のフォローをする人が楽にできるよう工夫する

まず、これはやっているという方も多いと思いますが、自分が時短勤務で早く帰ったり子供の急病で休むときに代わりの人が迷いなくできる工夫を徹底的にできているか?を今一度振り返ってみるといいかもしれません。

例えば、急に休むときは
今持っているタスク、そのうち今日中にしなければいけないタスク に分けて伝えて、他の人に最低限当日中にやってもらわないといけないことを明確に伝えます。

また、自分の定型業務は手順書を作って誰でもできるように準備しておくことや自分の作った資料を誰が見てもどこに何があるのかを把握できるシンプルな構成にすることなんかも有効ですね。

さらに、自分が会社にいない時でも「いつでも電話・メールはOKです」と伝えておくこともフォローする側にとっては大きな助けとなります。
〇〇さんはもう帰ったから聞けない…と思われて電話で聞けば一瞬で解決する疑問点を何時間も資料を見て解決したり、なんていうのは非効率ですもんね。

相手に仕事のフォローをしてもらうのだから、こちらは最大限皆の負担が減るよう尽くします、という態度があると同僚の方に時短勤務の理解もされやすくなるのではないでしょうか。

②大げさなくらい感謝を伝える

ことあるごとに感謝の言葉を伝える、というのも大事ですよね。

フォローする側も仕事なのですから上司からフォローの仕事を命じられればやってくれるかもしれませんが、それに対してフォローされた側の立場からお礼があるのとないのとでは気分として大きく変わってきます。

「いつも〇〇さんのおかげで保育園のお迎えに行けて感謝しています」
「わが子は〇〇さんのおかげで大きくなれたようなものです」

など、多少オーバーに感じるくらいでも、都度都度お礼を言うに越したことはないと思います。

また、年度末などの節目に、いつもフォロー助かっています、というようなお菓子やハンカチなどのちょっとしたお礼の品をプレゼントするのも気持ちが伝わっていいと思います。

感謝してくれる相手の仕事は、大変でもやってあげたくなるのが人の心ですよね。
少しでも気持ちよくやってもらえるよう、相手に感謝の気持ちを忘れないようにしたい、と私も思います。

③長い目で見て同僚にお返しをする

子持ち主婦だから時短勤務をする、ということでイレギュラーな働き方を会社に認めてもらう立場ですが、それは子供がいるに限らないことだと思います。

病気で通院する、休職する。
親の介護で時短勤務する、休職する。
なんてことはどの社員にも起こり得ることかもしれません。

今は時短勤務で周りに迷惑をかけているけれど、子供が大きくなったときは私がフォローする番だから任せておいて!という気持ちでいれば子供の急病で会社を多く休まないといけない時も乗り切れるのではないでしょうか。

迷惑を全くかけずに生きていくことはできないのですから、お互い様ということで私も自分に余裕がある立場の時は、できる限りフォローできる人間になりたいと思います。

④子供を育てて社会全体に還元すると考える

「自分の子供を育てること(=プライベート)にばかり時間を使って〇〇さんはずるい!」と思われているのでは?と思うと辛いことが多いですが、結局子供は育てて社会にお返しするものでは?と思います。

自分のところに授かった子供ですが、いつか社会に出ていき、社会にお返しする命。
それまでの期間、自分の夫婦のところで育てている、というようなものなのかもと思う時が最近多いです。

そういう意味で子育ては広い視野でみると、決して自分たちだけのためにしていることではなく、社会のためにしているものだと思います。
時短勤務などで会社には迷惑をかけるけれど、結局社会に出ていく子供を育てる、という超重要な仕事も私はやっている!と自信を持っていいんじゃないかな、と思うわけです。

会社に迷惑かけている…と心が折れそうなことも多いですが、子供をきちんと育てて社会にも貢献できてるよ、と自分を励ましています。
そういうわけで、私が偉そうに言うのも違いますが、子供を育てている方みんなにもっと胸を張ってもらいたいです!


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保育園で時短勤務はずるい? まとめ

いかがだったでしょうか。

保育園で時短勤務はずるいと思われているのかと、肩身が狭いと思ったときの乗り切り方についてご紹介してきました。

ほんと、迷惑をかけてばかりで申し訳ないと思うこともありますができることはやって、あとは割り切るしかないことだってあります。
大丈夫です、あなただけじゃないですよ。

あまり思い悩まず、細く長くでお互い仕事を続けていきたいですね。

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